高卒採用初心者向け・高卒採用語録まとめ!
高卒採用活動には、大卒採用では耳にしないような、ならではの言葉が多く存在しています。
今回はそんな「高卒採用語録」をまとめてみました。あなたはいくつ知っていましたか?
高卒採用初心者さんは必読です!
求人票(高卒)
ハローワークへ求人申込を行い、発行される求人情報や企業情報を記載した用紙のこと。
事業所ごとに管轄のハローワークで申込フォーマット用紙を受け取り、申込を行います。一般の求人票と異なりますので必ず高卒用の申込書を受け取りましょう。高卒採用を行う必須アイテムとなるのがこのハローワークに認可を受けた求人票です。
もっと詳しく:高卒採用準備編 ~まずはハローワークへ求人票登録を!~
求人票解禁日
求人票が高校生に公開できる日のこと。「7月の解禁日」と使うこともある。
この解禁日は、高卒採用では特に重要で、高卒採用のルールの一つでもあるのでおさえておく必要があります。人事担当者と学校の間で認識があれば、7月の解禁日ということもあります。
使用シーン:学校・企業
時期:7月
例文:「求人票解禁日以降、先生の元へ求人票が数多く届く」
職場見学
求人票解禁後、高校生が求人票を見て、気になる企業を決め、企業の職場を訪問すること。
職場見学で、どんな会社なのかを目で見て、実際に働くイメージを掴んだり、社員に質問することができます。この職場見学を通して高校生は、応募したいかどうか決める要因として、企業の対応や働く先輩社員の姿を見ています。反対に、企業には「職場見学の高校生の様子を選考の参考にしてはいけない」というルールがあります。
使用シーン:学校・企業
時期:7月~ (夏休み時期が多いです)
例文:「7月○日に、△△高校の生徒が職場見学に来ます。工場見学は山田さん対応お願いしましょう。」
もっと詳しく:「高卒採用で”職場見学”って重要なの?」高校生と先生が見ているポイント3つ
学校訪問
企業が高校へ訪問して求人情報を伝えること。
求人票は解禁後、数多く高校に届きます。特に就職実績の多い工業高校や商業高校へは毎年2000枚以上の求人票が届くため、情報が埋もれてしまう可能性が高くなります。企業は自社をアピールしたい高校の進路指導の先生宛に、求人票と会社パンフレット等、求人情報を説明しに訪問します。求人票を発送するだけでなく、先生と直接話をして会社の事を伝えることで印象にも残るので、生徒に求人を紹介しいてもらいやすくなり、重要な活動となります。
使用シーン:企業
時期:7月~
例文:「今日の学校訪問は○○市内の高校へ2校行ってきます。」
もっと詳しく:高卒採用に高校訪問って必須なの?何校くらい高校回りしなきゃダメ?
来校(学校)
学校側での「学校訪問」の呼び方。企業が高校へ訪問して求人情報を伝えること。
高校によってはシステム化され、訪問したとしても深く話が出来ないケースもありますが、直接会って話をした企業の求人票を優先的にファイリングしているケースもあります。通信制は求人票届かないことが多く、訪問すると喜ばれます。
使用シーン:学校
時期:7月~
例文:「今日はA社とB社、2社の来校があります。」
求人票発送(企業)
求人票を採用したい高校に向けて発送すること。
自社の求人情報を先生と生徒に認識してもらうため、採用したい地域や学校を決めて配送します。求人票の検索するサイトは学校に存在しますが、進路指導の先生は基本的に届いた求人票を元に求人票ファイルを作成し、生徒に閲覧させます。高卒採用は求人票発送をしない限り、採用活動のスタート時点に立てません。封筒代や切手代、印刷代などの発送コストと、時間コストがかかるため、アウトソースする企業もあります。時期は7月と9月に発送するのがベストです。
使用シーン:企業
時期:7月~
例文:「求人票発送する高校を選定しましょう。」
内定者フォロー
内定承諾をしてから入社前までに企業から内定者をフォローする活動のこと。
内定承諾後から入社前はモチベーションが下がる時期です。フォローがないと本当に受かっているか、入社までの準備などに不安になる高校生もいます。モチベーションの維持のためには、顔合わせや、年明け先生に年賀状を送る、社内報を送るなどして、定期的に学校の先生を通して企業情報を生徒に届けることで、安心して入社式当日を迎えられます。
使用シーン:企業
時期:内定者承諾後~入社式
例文:「内定者フォローとして、先生宛に社員からメッセージを添えた社内報を送りましょう」
もっと詳しく:高卒生の内定者フォローってどんなことをしたらいいの? #人事の気になる調査!
一人一社制
生徒が企業に応募する際に、応募解禁日から一定期間は一人一社に応募する制度のこと。
学校関係者と経済団体関係者、行政で構成された就職検討協議会にて公正な選考を保つために設けられたルールで、期間については、都道府県毎の検討協議会にて毎年決定されます。地域によってスケジュールは異なり、期間を過ぎると生徒は別の企業にも応募できますが、原則は、生徒は内定をもらった企業に入社する事になります。
時期:9月~都道府県ごと
もっと詳しく:高卒採用の「一人一社制」ってどんなルールなの?
合同企業説明会
高校新卒を採用したい企業と、就職先を探す高校生や先生が参加する説明会のこと。
企業は会社説明や求人情報、求める人物像を伝え、学校は学校説明や就職希望の生徒について伝え情報交流を行います。合同企業説明会は選考の場ではなく、会社と学校の双方の認知の場です。今後の関係を構築していく場でもありますので、非常に有用な会です。
ハローワーク主催のものや株式会社ジンジブなど民間企業が主催しているものがあります。
使用シーン:学校・企業
もっと詳しく:高卒採用準備編 ~高卒採用するなら必須!ハロワの求人説明会って何?~
応募
生徒が企業に求人応募すること。応募と同時に、選考(面接や筆記試験)進めることが約束されています。
使用シーン:学校
いかがでしたでしょうか。同じ意味でも企業と学校で異なる言葉を使っているケースもありますし、大卒と高卒では意味合いが異なるケースもあります。
独特な言葉をスムーズに使いこなせばより高卒採用もしやすくなるでしょう。