高卒採用準備編~高卒採用するなら必須のハローワーク学卒求人説明会って何?~
ハローワークの学卒求人説明会とは?
新卒や既卒3年以内を採用する企業向けに、毎年5月中旬~下旬に全国各地の管轄ハローワークが「新規学卒求人申込説明会」や「学卒求人説明会」という説明会を開催しています。高校新卒採用の実施を検討している企業はこの説明会に参加することが必要となります。例年、「この説明会に参加できなかった!」「もう求人出せないの!?」という質問を多くいただきます。今回はハローワークで行われている求人説明会の内容を解説していきたいと思います。
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求人説明会ではどんな説明があるの?
まずは求人説明会内容の一例をご紹介します。
―求人説明会の主な概要―
◎求人活動のルール
採用に関する注意事項について
新規学卒者の応募・推薦について
◎若者雇用促進方法に関して
職場情報提供の義務化
固定残業の適切な表示
◎求人申込から採用の流れ
応募前の職場見学
職場定着支援について
◎公正な採用選考に関して
基本的人権を尊重し、適性や能力による選考のために
採用選考の具体的な方法
「新規学卒」は、中学卒や大卒も対象ですが、6月1日から始まる、求人申し込みに向けた説明会ですので、ほとんどが高卒採用に向けた説明、つまり高卒採用の基本的なルールや、注意事項についての説明が大半です。適正な求人活動を行うことを目的として実施しており、当日配布される冊子に沿って応募、採用の流れやなどの解説が行われています。
求人説明会に関する注意点
求人説明会に参加すると「高卒求人登録用紙」が取得できます。そのため過去の参加の有無に関わらず高卒採用をするのであれば、毎年この求人説明会にも参加しなければなりません。毎年、採用に関わるルールが決められていることもあり、「昨年行ったから大丈夫!」ということはありません。
初めて高卒採用を行う場合は、開催日程を管轄のハローワークのHPで事前に調べるか、または電話で確認して参加するようにしてください。前年度も高卒採用を実施していた企業は、ハローワークから説明会開催日程のお知らせが届くようになっています。送付書類を確認後、事前に予約をしてから参加するようにしましょう。近年では高卒求人を出す企業の数が多くなっているため、予約なしでの参加ができないハローワークもあるようです。
もし、参加できなかったらどうなるの?
求人説明会に参加すると求人申込用紙を受け取ることができるので、そこから採用活動の準備を始めることができます。説明会に参加しなければ用紙を受け取ることができず、スムーズに7月1日の求人公開時に開始できない可能性があります。
ですから、説明会の日程にどうしても都合がつかない場合は、速やかに管轄のハローワークに相談しましょう。なお、採用活動解禁以降も個別対応や定期的に説明会を開催しているので5月の説明会に参加できなくても問題はありませんが、日程や個別対応の可否については管轄によって対応に差があるため、一概には言えません。必ず先に確認を行いましょう。
高卒採用企業が増加で求人説明会に変化
近年、高卒採用に注目が集まっているため求人説明会に参加する企業数が激増しました。これに伴いハローワークでは、求人説明会の数を増やすところ、それだけではなく個別対応するところなど、柔軟に対応するハローワークが出てきています。ただし、求人数の増加に伴い、個別対応が出来ないというハローワークもあります。こちらは管轄によって扱っている求人数に違いがあるため、やはり相談することが大事になってきます。
まとめ
高卒採用を行う際には、必ずハローワーク主催の「新規学卒求人申込説明会」に参加する必要があります。ここでは採用ルールや注意点など概要の説明が行われており、その説明会に参加した企業に対して、求人申込書が配布されています。
もし、スケジュールの問題で参加できない場合には、ハローワークに相談し、別日程の有無や、個別相談の受け入れ可否などを相談するのが良いでしょう。
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