「高卒採用で”職場見学”って重要なの?」高校生と先生が見ているポイント3つ ~その1~
高卒採用は、未成年である高校生を守ることを目的とした様々な制限やルールが存在し独自の文化がありますが、その中の一つに「生徒への直接接触の禁止」があります。
ですが、職場見学に関しては、高校生に直接会い、企業のアピールができる非常に重要な採用活動の一つです。弊社調べによると職場見学から応募に繋がる可能性は約50%という数字も出ており、職場見学の準備や職場見学後の対応がいかに重要かがわかります。
今回は、そんな職場見学の重要性と採用成功させるためのポイントについてお伝えいたします。
夏休みに突入!就職希望の高校生は何をしてる?
7月も後半、高校生は夏休みに入りました。それと同時に「高校生の就職活動が本格化する時期」に入ったということでもあります。私たちが運営しているジョブドラフトにも「職場見学をしたい」、「求人票を見たい」という生徒からの声を受けることが多くなります。
それもそのはず。この夏休みの間に高校生は、気になる会社に一斉に職場見学をするからです。
企業の人事からは「職場見学って何をすればいいの?」や「職場見学ってどのくらい重要なの?」とご質問を受けることもしばしば。
今回はその疑問や、に高校生と先生が見ているポイントについてお答えします!
<2021年3月卒の新規高等学校卒業者の採用選考スケジュール>
6月11日に新型コロナウイルス感染症による全国の高等学校の臨時休業期間の影響を鑑み、選考期日が後ろ倒しとなりました。
学校から企業への生徒の応募書類提出開始 9月5日から10月5日(沖縄県は9月30日)
企業による選考開始及び採用内定開始 9月16日から10月16日
※選考期日が1ヶ月後ろ倒しになったことにより、夏休み期間外にも応募前職場見学が行われます。
企業側には柔軟な対応が必要になります。
職場見学は、応募につながる第一歩
職場見学って重要なの?
高校生はジョブドラフトや、先生から紹介される求人票を見て、「この会社気になるな」と思ったら、まず、その会社が「どんな会社なのか?」「どんな仕事をしているのか?」「どんな人が働いているのか?」ということを知りに職場見学に行きます。
この時に企業が意識しなければならないのは、職場見学でどんなメッセージを高校生に伝えるかということです。
伝えたいポイントと、知りたいポイントがずれてしまうと職場見学にせっかく来てもらったのに、応募してもらえないという悲劇を生むことになるのです。
高校生が職場見学する数は平均3社!高校によって大きく偏りも。
学校によってバラつきがありますが、おおよそ平均すると、一人当たりの職場見学で訪問する企業数は3社です。(ジンジブ調べ)
この数字は高校の特性によっても左右され、ほとんどの生徒が1社しか訪問しない高校もあれば、5社程度の訪問をしている高校があるなど、幅があることも事実です。また都道府県ごとに教員が同伴する高校や、自分だけで訪問させる高校など対応についても学校によって大きく変わるようです。
応募を増やす第一ステップは、他社と比較されていると知ること。
先ほど述べたように高校生は平均3社の職場見学をしているので、単純に計算すると職場見学をした生徒のうち応募が来る確率は33%です。
この確率を上げる取り組みが必要です。高校生や先生が見ているポイントを3つお伝えさせていただきます。
- 人の「魅力」と「親近感」
- 働く「イメージ」
- オフィスや現場の「清潔感」
この3点をどのように伝えるのかといった点を考えるのがベストと言えます。
職場の5S(整理・整頓・清掃・清潔・躾)は特に気を遣うべき点で、約半数の学生が職場環境の悪さを原因に応募しないという意思決定に至っているのが実態です。次回の記事ではその点を詳しく紹介していきます。
まとめ
高校生は、夏休み期間に生徒一人当たり約3社の職場見学を行います。職場見学からの応募率は33%。たくさんの高校訪問を行って掴んだチャンスです。応募率を高める取組みを行い、しっかりと応募に結びつけていきたいものですね。
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