【高卒採用へのコロナウイルス影響は?】緊急調査!2021年卒高校新卒採用の動向調査から考える【5月29日公開】
2021年卒の新卒採用は、新型コロナウイルスの影響を受け、これまでのスケジュールや手法では採用成功や運用が難しくなっています。
高校生の新卒採用では今年も6月からハローワークでの求人受付が始まります。
緊急調査!2021年卒高校新卒採用の動向調査 採用計画はどうなる?
に引き続き、当社で調査を行った「高卒新卒採用についての動向調査|2021年卒」のうち、今回は新型コロナウイルスによる採用活動への影響についての結果を見ていきたいと思います。
(調査期間:2020年5月11日~12日、有効回答数:327人、うち高卒採用実施は147人)
目次
(1)新型コロナウイルスの影響の1位は「採用スケジュールの見込が立たない」
(2)新卒採用活動の実務上で困っていることは?
(3)まとめ
コロナウイルスで変わる「”高卒”採用市場」21卒採用を乗り越えるためのノウハウ
(1)新型コロナウイルスの影響の1位は「採用スケジュールの見込が立たない」
新卒採用全体と、高卒採用それぞれについて新型コロナウイルスの影響を質問しました。
新型コロナウイルスの新卒採用全体への影響は、第1位が「採用スケジュールの見込みが立たない・後ろ倒しになっている」が40.4%、第2位が「インターンシップや説明会など、採用イベントの開催や参加ができない」35.8%、「高卒採用数の予定が立てられない状態となっている」が31.2%で、「採用数の縮小の検討」は26.9%でした。
新型コロナウイルスの高卒採用への影響は、第1位が「採用スケジュールの見込みが立たない・後ろ倒しになっている」が49.2%、第2位が「合同説明会など、採用イベントへの参加ができない」46.7%、「高卒採用数の予定が立てられない状態となっている」が36.9%で、「採用数の縮小の検討」は26.2%でした。
新卒採用全体においても、高卒採用においても採用スケジュールの見込や遅れ、学生・生徒と直接接点の取れる採用イベントへの影響が大きく出ていることが分かりました。
今年の高校生の採用活動では毎年ハローワークで主催される合同企業説明会も中止や、開催ができるかまだ決定していないなどの状況がおきています。
採用人数を増やしたい企業にとって生徒との接点を増やしたいと考えていることでしょう。
コロナウイルスの第2波がおきなければ、7月に入ると徐々にイベント開催の自粛も解除されて行きます。民間企業が運営する合同企業説明会に参加や、7月以降のハローワークのイベント情報に注目しましょう。
また今年は郵送での求人票を積極的に希望している高校もあります。他に、オンラインでの職場見学の受入体制を取る高校などもあるようです。
就職活動を行う高校生、保護者、また指導する教員も募集している求人が減るのではないか、希望に見合った企業と出会えるかを不安に思っています。積極的に採用を行っていることをしっかりとアピールをすることが今年の採用成功の鍵だけではなく、今後にもつながって行くでしょう。
<外部リンク>全国最大級の合同企業説明会ジョブドラフトFesを7月開催
<外部リンク>ジョブドラフトはターゲット高校に対しての求人票発送の代行や送付先のアドバイスから封入ツールの制作もサポート
(2)新卒採用活動の実務上で困っていることは?
新型コロナウイルスの影響による新卒採用実務上の課題では、1位が「オンライン設備の導入」38.2%、「WEB面接での判断」38.2%、3位が「採用の動き方が分からない」32.1%でした。
直接の対面を避けるためオンラインの導入段階での課題、オンライン設備を導入したものの、面接の合否判断で課題を持っていることが分かります。
高校新卒採用では、9月5日応募、9月16日面接開始となるため実際の面接では対面で行える可能性が高いです。
※2020年6月11日に選考スケジュールの変更が発表されました。下記の通り1ヶ月後ろ倒しされます。
7月1日 求人情報公開 ※変更なし
10月5日 学校から企業への応募書類提出開始 (沖縄県は9月30日)
10月16日 企業による選考開始
高校生へ多くの機会を設けるため、夏休みの職場見学や会社説明会などオンラインで開催することも検討してみても良いかもしれません。
高校の協力を受けることができれば進路指導教員に日程調整をお願いしたり、生徒は学校のパソコン室から参加することでオンライン開催も可能になるでしょう。
<外部リンク>ジョブドラフトでは、契約企業と進路指導教員の情報交換をオンラインでつなぐサポートも提供
(3)まとめ
高校新卒の採用活動において新型コロナウイルスがもたらす影響は「採用スケジュールの見込みが立たない・後ろ倒しになっている」、「合同説明会など、採用イベントへの参加ができない」でした。
新型コロナウイルスの影響で刻々と変わる情勢で、2021年卒の高卒採用は企業も高校生、高校も手探りスタートとなると考えられます。高校側も求人が減少や、就職活動期間の圧迫など懸念を持たれています。高校側の対策に合わせた柔軟な対応が求められています。従来の先生に向けたアプローチの他に、郵送、オンライン対応など様々な接触機会を設けることで新たな高校生との出会いも生まれるでしょう。
調査概要
【調査期間】 2020年5月11日~5月12日
【調査内容】 2021年卒の新卒採用に関するアンケート
【調査対象】 インターネット調査法
【有効回答】 N=327人(うち高卒採用実施は147人)
【属 性】
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