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【20卒高校生の就職意識調査!】採用人事が知りたい7つのコト

「高卒採用を考えているけれど、高校生のことがよく分からない…」
「高校生が興味を持つ情報は何?」
「職場見学ではどんな対応をすべき?」など、高卒採用に携わる人事は、日々高校生の本音に疑問を持つことがあると思います。

そこで「採用人事の気になる7つの質問」を、ジョブドラフトFes 2019夏に集まった高校生に意識調査アンケートを行いました。

高卒採用に関わる人事の方にとっては意外と思い違いのある回答があるかもしれません。

アンケート概要

【調査期間】  2019年7月26日(金)・7月31日(水)
【調査内容】  ジョブドラフトFesアンケート
【調査対象】  ジョブドラフトFes(東京・大阪)来場の就職を希望する高校生 ※一部既卒生含む
【回答方法】  紙での回収
【回答者数】  N=634名
【回答者属性】
性  別:男性47.9% 女性45%
お住まい:東京都25.4% 大阪府19.7% 兵庫県15.8% 神奈川県13.2% 千葉県11.7% 埼玉県9.9% その他4.3%
課  程:全日制44.3% 定時制10.6% 通信制42.6% その他0.2%
学  科:普通76% 商業5.2% 工業4.7% その他10.9%
卒業年度:2020年卒89.6% 2019年卒3.2% 2021年卒4.4%

【人事が知りたい7つの質問】

①高校生が就職を決めた理由

②高校生の就職活動に対する不安は何?

③高校生はいつから就職先探しを始めるの?

④合同企業説明会に参加して興味ある会社見つかった?

⑤その理由は?

⑥職場見学で見たい・知りたいポイントは?

⑦企業の誰に話を聞きたい?

高校生が就職を決めた理由

「なぜ就職しようと決めたのか」人事が気になる質問かと思います。
第1位は「自立して稼げるようになりたい」(45.6%)でした。
第2位は「経済的な理由」(28.8%)、第3位は「大学・短大・専門学校でやりたいことや行く目的が見つからない」(27.6%)、第4位が「高校を卒業してから勉強したくない」(21.1%)と続きます。
その他の回答には、「バイトをしていて働くのが好きだと思ったから」「就職するか定かではないが選択肢のひとつ」「自分の夢のためにお金が必要」「目標に早く近づきたい」などがありました。

経済的や社会的な自立を意識する高校生が多いことが分かります。

②高校生の就職活動に関しての不安は何?

「就職活動に関しての不安」を聞いたところ、第1位が「自分にあった会社が見つかるか」59.9%、2位が「面接対策」58.7%でした。
自分に合った会社を見つけるには「自己理解」と「企業研究」をかけ合わせて研究することが必要と言えます。

高校生の就活では学業優先の側面がありますので、自己理解や職業体験など、キャリアについて考えるサポートがまだ足りていないと言われています。

社会人になることは高校生にとっては大きな変化ですので、不安も大きいと読み取れます。

③高校生はいつから就職先探しを始めるの?

「就職先を探し始めた時期」を質問したところ、第1位は「3年生7月」(31.2%)、第2位は「3年生4月」(18.8%)、続けて「3年生6月」(12.6%)、「3年生5月」(11.3%)でした。

高校生の就活のスケジュールは、7月が求人情報解禁のため7月が第1位なのは言うまでもありませんが、3年生4月~6月の回答が42.7%と、求人票開示前から企業探しを行う高校生も多数いることが分かります。これらの生徒は昨年の求人情報を元に企業研究を行っています。

 

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④合同企業説明会に参加して興味ある会社見つかった?

「合同企業説明会に参加して、職場見学や応募したい企業が見つかったか」の質問には、「はい」69%、「いいえ」31%と回答しました。

⑤ ④の理由は何ですか?

合同企業説明会に参加して見学や応募したい企業が見つかったと回答した人へ、その理由を質問したところ、第1位が「会社の雰囲気が良さそう」66.6%、第2位が「仕事内容に興味がある」48.2%、続けて「担当の方の話が面白かった」36.9%、「条件面(給与・休日数・福利厚生など)」30.6%と回答しました。
実際に企業ブースで話を聞き、会社の雰囲気を知ることで応募意欲が高まったことが分かります。

求人情報を伝える際には、「会社の雰囲気」や「仕事内容」「担当者との話」を重視して準備することをお勧めします。具体的には、オフィスや働く人・商品・サービスなどの写真や動画、社員の1日の仕事の流れ、入社後の研修、社内イベントや福利厚生、人事の方の人間性や会社で大事にしている考え方などをPRできるように準備することが考えられます。

直接話ができるイベントがあれば積極的に参加をしたいところです。
その他に、高校主導での学内ガイダンスや、インターンの受入など、求人情報を伝えずに高校生とのコミュニケーションを取る場へも積極的に参加するという手段もあります。

⑥職場見学で見たい・知りたいポイントは?

「ジョブドラフトFes」に参加して見学や応募したい企業が見つかったと回答した人へ、「職場見学で見たい・知りたいポイント」を質問したところ、第1位が「会社の雰囲気」81.0%、第2位が「仕事内容」78.2%、続けて「条件面(給与・休日数・福利厚生など)」48.6%、「先輩の声」46.4%と回答しました。

ある高校で生徒に「求人票」のどの項目を見るか質問したところ、男性の1位が給与・ボーナス、2位が勤務地、3位が仕事内容、女性の1位が勤務地、2位が休日、3位が仕事内容と、「勤務地」「給与」「休日」が上位にのぼりました。

実際に企業の人接することで気になる項目が変化しています。深く興味を持った証拠と読み取れます。

⑦企業の誰に話を聞きたい?

「企業の誰から話を聞きたいか」質問をしたところ、第1位が「年の近い先輩社員」68.3%、第2位が「採用担当者」60.9%、続けて「ベテラン社員」25.1%、「社長」22.4%でした。

就職活動での高校生の不安は、「どの会社が合うか分からない」ということでした。年齢の近い先輩社員の話を聞き、自分もそこで働くイメージができるかどうかを判断材料にしてもらえます。職場見学で高校生を迎える際には高卒社員がいればその社員、いなくて場合でも若手社員と話ができる場を用意することをお勧めします。

まとめ

高校生が就職活動に対して不安に思う点は、「自分にあった会社が見つかるか」60%、「面接」59%でしたが、合同企業説明会に参加することで、61%の高校生が「応募や職場見学したい会社が見つかった」と回答しました。「会社の雰囲気」や直接「仕事内容」を聞く、「年の近い先輩社員の声」を聞くことで、高校生の応募意欲は高まります。その他、求人票開示前から就職先探しをする生徒(3年生4月~6月で43%)もいるため、求人情報解禁前にも高校生とコミュニケーションを取ることができるインターン受入やガイダンス授業なども積極的に受け入れ、働くイメージを掴んでもらうこともお勧めです。

高校生への本音を理解し、真摯に向き合うことで働くモチベーションを高めてあげることができます。意欲が高まった若手人材は企業の重要な人財となるでしょう。

 

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