高校に求人を出すには? ハローワークで高卒専用の求人票登録が必要 | 記事一覧 | 高卒採用Lab 高校生採用を科学する

高校に求人を出すには? ハローワークで高卒専用の求人票登録が必要

高校生の採用活動は7月の求人票公開から本格的に始まります。まだ先の事だと油断せずスタートダッシュに出遅れないように、事前準備は早めに行いましょう。

今回は高校の紹介で採用をする場合、必須となるハローワークへの求人票登録にあたり注意することをまとめました。

1、高校へ求人を出す手順

高校に求人を出す手順は、その他の新卒採用や一般採用とは異なる点があります。ここでは出す際の注意点も紹介するので、手順と併せて確認しましょう。

4・5月 ハローワークに説明会の有無を確認

ハローワークの求人申込受付が始まる前に、説明会へ参加する必要の有無を確認しましょう。事業所を管轄しているハローワークへ連絡し、説明会がいつ開催されるのか、求人票を発行するために参加が必須かを把握しておいてください。一部地域のハローワークでは、説明会に参加することを条件に求人票を発行しているところがあります。通常、4月末~5月にかけて開催されますが、地域により異なるため注意が必要です。
なお、管轄のハローワークは厚生労働省の公式ホームページで確認できます。社内の労務担当が把握している可能性も高いので、聞いてみるとよいでしょう。

近年は、説明会を中止するハローワークも増えています。新型コロナウイルスはいまだ収束しておらず、ひとつの場所に大勢が集まるのは感染リスクを高める可能性があるためです。毎年説明会を実施しているハローワークであっても、例年どおり開催するのかを事前に問い合わせておくことをおすすめします。

6月中旬まで  ハローワークで求人申し込みを行う

ハローワークでは、6月1日から求人申込受付を開始します。高卒採用には、専用の求人票が必要であり、求人申込と登録申請を行うことで発行されます。

求人票の登録申請は、6月の中旬までに行いましょう。まずは、ハローワークに足を運んで登録に必要な用紙を入手します。申請用紙に必要事項を漏れなく記入し、提出前にきちんと見直しをしましょう。記入が終わった用紙をハローワークの窓口へ提出し、登録申請を済ませてください。求人票は7月から受け取れます。基本的に、申請を行った順に交付されるため、早めに受け取りたいのなら目安として6月20日までには提出しておきましょう。求人票を早めに入手できれば、学校への情報提供も速やかに行えます。

6月下旬は、多くの企業が申請を行います。登録申請順に求人票を受け取れるため、月末近くに申請してしまうと受け取るタイミングが遅くなってしまう可能性が高いので注意が必要です。なお、7月を過ぎても求人票は登録できます。

<高卒用の求人票>

ハローワーク発行の求人票コピーを高校へ送る

ハローワークから求人票を受け取れるのは、7月1日以降です。発行された求人票をコピーし、高校に郵送、もしくは持参しましょう。このタイミングで求人情報が公開されます。全国の高校を対象にオンラインで情報公開されますが、人材を募集したい高校がすでに決まっているのなら非公開も可能です。

また、ハローワークでは職場見学も推奨しています。社会に出たことのない高校生に、職場や業務を見てもらうことで、より理解を深めてもらえるのがメリットです。学校側から職場見学を打診されるケースもあるため、そのようなときは快く応じるとよいでしょう。なお、職場見学の場で選考につながる行為をするのはルール違反です。学生に質問をする、アンケートを取るといった行為はNGなので注意しましょう。あくまで、高校生に自社の雰囲気や、業務を知ってもらうための場です。

9月に入ると応募開始となり、学校から履歴書などの書類が届くため、面接日程などを担当の先生に伝えましょう。ここで学生に応募用紙以外の書類を提出させるのは好ましくないので、注意しておいてください。

2、高校へ求人を出すときのポイント

高卒採用を成功させるためのポイントは、「求人票を直接学校へ訪問して届ける」「採用パンフレットや職場見学案内などを同封する」の2つです。詳しく見ていきましょう。

求人票は「夏休み前」までに高校訪問で届けると効果的

最優先の高校には、夏休み前までに直接求人票を持参しましょう。直接学校に足を運べば、生徒と日々接している先生に自社の魅力や情報を伝えられるためです。アルバイト等以外で就労経験がない高校生は、求人票を見ただけでどのような仕事なのか、どういった魅力があるのかを捉えにくいものです。イメージが湧きづらく、一方的な印象を抱いてしまうケースも考えられるでしょう。

企業の担当者が学校訪問して先生に自社の魅力や特徴、風土などをきちんと伝えれば、その話が生徒にも伝わります。その結果、自社に関心を抱いてもらえ、応募につながる可能性が高まるのです。また、高校生の就活では、進路指導の先生と相談しつつ応募企業を選ぶのが一般的です。先生に自社の業務や特徴などを理解してもらえれば、生徒の適性を考慮しながら、応募先として選んでもらえる可能性があります。

学校訪問するときは、事前に何を話すかを決めておくとよいでしょう。自社の強みや他社と差別化できているポイント、どのような人材を求めているのかなど、話す内容を決めておくとスムーズです。

採用パンフレットと応募前職場見学の案内も同封しよう

求人票を郵送するときは、採用パンフレットや応募前職場見学の案内を同封しましょう。学校訪問を行うときも同様に、これらの書類を持参することをおすすめします。採用パンフレットは、企業が求職者に向けて入社を促すためのツールです。学生にどのような企業なのかを知ってもらい、「この会社で働きたい」と感じてもらうのが目的です。学生が目にする求人票には、最低限の情報しか記載されていないため、採用パンフレットの活用は有効といえるでしょう。

採用パンフレットには、自社の強みや特徴、社風、社内行事などのコンテンツを盛り込むとよいでしょう。また、すでに働いている先輩社員の声も、学生にとっては貴重な判断材料になりえます。

さらに、実際に職場を見てもらったほうが、自社が取り組んでいる仕事や職場の雰囲気を学生に理解してもらえます。職場見学を積極的に行い、その案内についても求人票とともに学校へ届けましょう。職場見学を学校から申し込まれたら、速やかに対応するように準備しておいてください。

まとめ

高卒採用を行うには、事業所を管轄するハローワークへ求人票登録を行わなくてはなりません。登録申請が遅くなるほど、求人票を受け取るのも遅くなってしまうため、注意が必要です。スムーズに採用活動を展開するため、6月20日までには登録申請を済ませるとよいでしょう。

高卒採用を成功させるポイントは、学校訪問です。生徒への影響力が強い先生に、自社の魅力や強みを伝えられるため、最優先の高校へは求人票を直接持参することをおすすめします。採用パンフレットも採用活動に有効であるため、求人票とともに学校へ送付した方がよいでしょう。

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