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新卒1年目の離職率から見る、入社後の定着率を高める教育のコツとは?【前編】

2020年09月03日

新卒採用において、「入社後の教育」は採用活動とセットで考える必要があります。多くの時間、人員、コストを割いて採用をしても、入社後にすぐに離職してしまい、定着率の低さに悩んでいる人事の方も多くいらっしゃいます。一方で、新卒の「採用」と「教育」の基盤をきっちり固め、新卒採用を通して会社を強固にしていっている事例もあります。今回の記事では、新卒1年目の離職率や入社後アンケートの結果を分析しながら、入社後の定着率を高める為の教育のポイントについて見ていきます。

目次

(1)新卒1年目の離職率ってどらくらい?
(2)入社1年目、どのような理由で新入社員は辞めていくのか
(3)まとめ

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(1)新卒1年目の離職率ってどれくらい?

まず初めに、新規学卒者の入社後離職率が実際はどれくらいなのかを見ていきましょう。本記事では、大学新卒と高校新卒を分けて離職率を比較していきます。

大学新卒と高校新卒の離職率の違い

出典:『新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)』厚生労働省データ

厚生労働省が公表しているデータによると、平成28年卒の大学新卒における3年離職率は32.0%、高校新卒における3年離職率は39.2%となっています。高校新卒の方が3年離職率は約7%高い状況ですが、注目すべきは入社1年目の離職率です。大学新卒の場合は11.4%であるのに対し、高校新卒は17.4%となっており、入社1年目の離職で既に6%の差が出ています。このようなデータから「高卒の人材は辞めやすい」というイメージを持ち、高卒採用に本格的に乗り出せない企業もいるようです。

 

(2)入社1年目、どのような理由で新入社員は辞めていくのか

前項で、大学新卒と高校新卒を比較すると、入社1年目の離職率に大きな差が出ていることが分かりました。では、高校新卒の新入社員は、どのような理由で会社を辞めていってしまうのでしょうか?弊社が2019年3月末~4月にかけて実施をした、高校生で就職活動を行った全国の社会人に向けたアンケート調査から回答を分析していきます。

※調査概要【調査期間】2019年3月19日(火)~4月10日(水)【調査内容】高校生の就職活動についてのアンケート調査(無記名)【調査対象】高校生で就職活動を行った全国の社会人【回答方法】紙での回収(当社スタッフへの手渡し、FAXにて送付)/ WEBアンケート【有効回答数】284名

質問①:入社前と入社後で会社のイメージは変わりましたか?

※離職せずに継続就業中の220名(グラフ中「継続」と表記)と、早期離職した61名(グラフ中「継続」と表記)に分けて回答結果を比較しています。サンプル数が少ない為、誤差が生じてしまうことをあらかじめご了承いただいた上で、本記事が参考になれば幸いです。

入社後に定着をしている新卒社員と、早期に離職してしまった新卒社員の回答結果を比較した際、差が顕著に現れたのは「入社前と入社後の会社のイメージ」です。会社に定着をしている新卒社員の場合、入社前と入社後での会社のイメージの変化について、「良い意味で変わった」と回答しているのが全体の48.6%であるのに対し、早期に離職をしてしまった新卒社員の場合、「良い意味で変わった」と回答しているのは全体の23.0%にとどまっています。一方で、早期離職している新卒社員では「悪い意味で変わった」と回答しているのが全体の45.9%であり、定着している新卒社員と比較しても圧倒的に多くなっていることがわかります。

このように、入社前と入社後のイメージのギャップ、いわゆるミスマッチは早期離職を引き起こす大きな要因の1つと言えます。

質問②:離職した理由は何ですか?

続いて、早期離職をした新卒社員に対し、離職した理由についてアンケートを実施したところ、1位は「人間関係が合わなかった」、2位が「仕事や配属先が自分には合わなかった」の回答結果なりました。新入社員の場合、会社の悩みごとを周囲に相談できず抱え込んでしまい、そのまま離職してしまうというケースも多くあります。大切なことは、入社前と入社後のミスマッチを極力なくしていくこと、そして、定期的に面談を実施する等して、新入社員が抱えている悩みを吸い上げられる体制を構築していくことです。

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(3)まとめ

今回は、新卒で入社をした社員の離職率が実際はどれくらいなのか、早期離職をしてしまう新卒社員と定着する新卒社員の違いが何なのか、について見ていきました。次回の後編では、入社1年目の早期離職防止に向けて特に注意すべき時期や、実際に新卒社員の教育をしていく上でのポイント等を、具体的な事例も交えながら見ていきます。

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