採用歴40年にして改革!体制や活動の徹底見直し【高卒採用成功事例 医療法人錦秀会様】
高卒採用を支援するジョブドラフトへの掲載企業の担当者に体験談を聞く、高卒採用成功事例シリーズ。
今回は、大阪市住吉区・堺市中区・堺市南区にて複数の病院・介護施設を運営されている企業、医療法人錦秀会の新卒採用担当赤木様(写真左)と現場で教育をされている看護部長の辻様(写真右)に長年の活動事例と、2018年~2021年の間、ジョブドラフトを利用開始し始めてからの採用活動の流れの変化について伺いました。
目次
(1)高卒採用を始めたキッカケ
(2)高卒採用において課題に感じていたこと
(3)ジョブドラフトを通しての活動事例
(4)入職後の教育体制事例について
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(1)これまでの高卒採用に関して
赤木様:
医療法人錦秀会では40年以上高卒採用をしており、非常に歴史が長いです。
看護部長の辻さんも高校卒で入職しています。高卒採用の戦略や手順は把握しているので、昔から続いている採用活動や準備をこれからも続けていくことが大切だと感じています。
ー高卒社員が入ることによってどんな影響がありましたか?
辻様:
明るくて元気な高卒社員の方が企業に入ることで企業全体が明るくなります。大卒の社員は落ち着きがあって、高卒の社員は明るい子が多い印象でバランスが取れているのかなと思います。また、内定式や内定後の集合研修では新卒社員ではなく未経験の中途採用社員も同時に行うので、お互いに良い刺激になっています。
(2)高卒採用において課題に感じていたこと
赤木様:
ジョブドラフトの利用を始めて、2020年で4年目になります。
過去を遡ると、18卒から22名、19卒は16名、20卒は17名の採用をしておりますが、より多くの高校生を採用していきたいと思っています。
ー高卒採用においてどんなポイントに課題に感じていましたか?
辻様:
介護業界の若手採用は、年々激化しており、多くの企業の採用が難しくなっていると感じています。
介護職は地道にステップアップしていくお仕事なので、その過程が高校生向けには大変なのかなと感じます。
赤木様:
病院は特別養護老人ホームなどに比べると、条件面のみでは劣ってしまいがちで、入職後に医療福祉に関する基礎知識や技術を身に着けることが出来る教育環境や研修体制など、「病院で務める介護職」のメリットを行政が定める高卒採用の独特なルールやスケジュールの中、会社案内で伝えられていないことが課題でした。
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(3)ジョブドラフトを通しての採用活動
赤木様:
まずは、高卒採用を行う会社が集まるジンジブクラブのセミナーに参加し、企業が行うべき基本的な高卒採用のノウハウや活動方法を学びました。ジョブドラフトを利用する以前は、待ちの体制の採用活動で、もともと繋がりのあった学校の進路指導の先生が訪問してくれる学校にしかアプローチをしていませんでした。通信制や定時制の高校など、今まで視野に入れていなかった幅広い課程の高校へアプローチをするようになりました。実際にターゲットの高校を見直したことで2020年卒の際も通信・定時制の高校から4名の方に内定して頂きました。また、意識の変化に加えて社内の体制を見直すことで、高校訪問に重視することが出来るようになりました。
具体的な行動として、学校訪問をする際に錦秀会の魅力である教育面のアピールをしっかりするようにしています。また、お渡しする資料は企業パンフレットに加えて高校生にも伝わりやすいように会社に入社した後をイメージした漫画の資料を用意していることがポイントです。
説明会や職場見学に来ていただいた際は、専門用語ではなく高校生に分かりやすい言葉で伝えることを意識しています。良いところも悪いところも包み隠さず見て頂いて、最終的に企業とのミスマッチがないように決めてもらいたいなと思っています。
合わせて読みたい:ターゲット校を広げて採用活動をしてみましょう
(4)入職後の教育体制について
ー高卒で入られる社員にどのように成長してほしいですか?
辻様:
高校生は何も知らない状態で入るので、最初は基本を学んで、たくさん先輩に教えてもらって吸収してほしいです。
錦秀会では、内定後はまず3日間の集合研修を行います。集合研修では企業概要、倫理、個人情報など、社会人として基本的な内容を学びます。その後に各配属先にて、体の使い方、患者さんの移乗など介護職での基本を学んでいきます。その後、実習でおむつ交換や体位変換などを実践していきます。
配属後は、1人の先輩介護士がマンツーマンで指導するプリセプター制度を設けており、未経験や無資格の方でも不安にならないように1人ずつ丁寧な指導を行っています。法人全体で教育する体制をとることで、新卒で入られた方の繊細な心のサポートに繋がっています。
介護職としてステップアップを目指す方は、着実に初任者研修や実務者研修を受けて、最終的には「介護福祉士」になってほしいと思います。
錦秀会では、介護職で入職された方であっても、色んな選択肢があります。介護職だけでなく、看護師やリハビリ、栄養士など様々な職種に関して学ぶ場があります。グループ内に看護学校を運営しているので、介護職で入職した後、看護学校に入学し、看護師の資格を取り職種変更して活躍されている方も多くいます。看護師以外の専門職(リハビリなど)にチャレンジしている方もいらっしゃいます。自分に一番合った職種でステップアップして成長して頂けたらなと感じています。
まずは企業への関心を持って、調べることで色んな発見をして、新しい目標を見つけてください。色んな選択肢の中で、自分の進みたい道をみつけて医療福祉業界の企業で活躍してほしいなと思います。学んだあとは、ぜひまた錦秀会に戻ってきてほしいですね!
ーありがとうございました。
インタビューご協力:医療法人錦秀会様
2020年卒の高卒採用では、コロナの影響により拠点や業界等関係なく、総合的に採用が難しくなっています。高卒採用labでは、このように採用成功している企業の事例や高卒採用におけるニュース、最新のノウハウ等をお届けしています。
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