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19卒振り返り! 高卒採用Lab 解説 「求人・求職・就職内定状況取りまとめ」

2019年10月16日

高校生の求人は6年前の約2倍に増えており、高卒人材の人気が高まっています。

今回は2019年3月に卒業した高校生の、厚生労働省のデータ「求人・求職・就職内定状況の取りまとめ」から、採用市況を振り返ります。

目次

(1)求人数・内定率ともに過去最高を更新

(2)求人倍率振り返り

(3)地域・業界・企業規模別の求人数振り返り

(4)いかに高校生の第一志望になれるか

(5)まとめ

(1)求人数・内定率ともに過去最高を更新

2019年卒も前年に引き続き、高校生の求人数・内定率ともに過去最高となりました。

7月末のスタート時点では、求人数はすでに42万人、3月末の最終報告では47万人となりました。

2018年卒では7月末時点で35万人だった求人数は、9月に入り約8万人増加し、最終的には43万人に。例年以上に高卒採用に関しての意識の高まりを感じる1年だったため、注目が集まっていた高卒採用市場でしたが、やはり今年も高卒人材への期待値の高さがうかがえました。

また、内定率に関しても94.7%と8年連続で増加しています。

いかに高校生という人材が求められ続けているかがよく分かる結果となりました。

 

<外部リンク:企業様の高卒採用のサポートをするジョブドラフト

(2)求人倍率を振り返る

2019年の求人倍率は6年前の約2倍、2.78倍でした。26年前のバブル景気ぶりの数値となり、これは10年連続の増加です。

出典:『就職内定状況の推移「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ』厚生労働省より

(3)地域・業界・企業規模別に求人数を振り返える。

この1年で求人数の増減率が高かった地域、業界、企業規模別で振り返ってみましょう。

【地域別】求人数増減率

第1位 三重県 (+19.1)  昨年 第1位 熊本県

第2位 岐阜県 (+16.6)     第2位 鹿児島県

第3位 福井県 (+16.6)     第3位 奈良県

第4位 兵庫県 (+16.1)     第4位 三重県

第5位 和歌山県 (+16.0)    第5位 佐賀県

今年は昨年第4位だった三重県が第1位にランクイン。
昨年に引き続き、TOP5にランクインした都道府県は三重県のみとなりました。

三重労働局の発表によると、内定率は99.7%で前年度と並んで最高となり、4,241人が就職を希望したのに対し、4,230人に内定が出されました。
地方での求人数が増えていくことは、地元志向が強い高校生にとっても選択肢が広がりますし、企業様にとっても県外就職による人材不足を回避するきっかけとなり相乗効果になるでしょう。

【業界別】求人数増減率

第1位 運輸業・郵便業 (+22.2%)

第2位 製造業 (+12.9%)

第3位 建設業 (+12.1%)

第4位 複合サービス事業 (+11.8%)

業界別に見ると、運輸業で高卒採用への意欲の高まりがみられます。

運送・小売業を営む企業に話を聞くと、ドライバー不足や、希望する生徒が減ってきていることから前年以上に採用人数計画を増やしているそうです。
元々、採用しにくい職種でもあったが、特に関東での応募率が厳しく、対策として2次・3次募集を行い、内定を出した生徒の通う高校への訪問や、近辺の高校訪問を行うとのことでした。

今後はこういった採用の長期化も見込まれそうですね。

【規模別】求人数増減率

第1位 1000人以上 (+14.3%)

第2位 300~499人 (+12.3%)

第3位 100~299人 (+10.7%)

また、従業員1000人以上の企業の増減率が一番高いことから、大手企業も高卒採用に関して急激に関心が高まっていることが読み取れます。

(4)いかに高校生の第一志望になれるか

今年は9月末で62.3%、11月末時点で88.6%、1月末時点で94.7%と昨年に引き続き、上昇傾向。
10年前の37.6%と比較すると24.7ポイントも第一志望で合格を受ける生徒が増えています。

出典:『就職内定状況の推移「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ発表』厚生労働省より

現状の高校生の就活の慣習では、求人数の増加と共に早期内定率は高まる傾向があります。
2020年卒以降の求人数も増加が見込まれるため、いかに高校生の第一希望に選ばれるか、そのための早い準備が必要となります。

(5)まとめ

求人数47万件、求人倍率2.78倍など、全体的に昨年と同じく増加傾向にあります。
売り手市場であることに変わりませんが、大手企業と地方企業の求人数の増減率が高くなっていることや、内定の早期化から、さらに高卒採用に特化した戦略を早く立てることが求められることとなるでしょう。

 

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