高校生に直接アプローチ!2年間の採用活動で学んだこと【ニューノーマル時代の高卒採用成功事例 株式会社創】
高卒採用を支援するジョブドラフトへの掲載企業の担当者に体験談を聞く、ニューノーマルの高卒採用成功事例シリーズ。
今回は、大阪府泉佐野市にて建設事業、不動産事業、保険事業を中心に展開している株式会社創の常務取締役の谷口様に、高校新卒採用における会社への影響、2年間の採用活動で学んだことなど、ジョブドラフトを通しての活動実績についてお伺いしました。
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(1)高卒採用を始めたきっかけ
― 今回はインタビューの機会を頂き、ありがとうございます。まずは御社の事業内容についてご紹介をお願いします。
株式会社創は、建設事業、不動産事業、保険事業を中心に展開している工務店です。
「smicle(スマイクル)」という言葉を大切にしており、「住まい」×「スマイル」×「創る」の3つの意味が込められています。スマイクルのサイクルを回すことでお客様の人生に寄り添っていきたいという想いがあります。
5年前に現場監督時代から付き合いのあった社長と不動産事業部の部長と一緒に会社を立ち上げることになり、前職の経験を活かして建築と保険と不動産の3つの事業で創業しました。弊社では、産まれてから生涯を終えるまで、お客様の人生に寄り添い、サポートをできる環境をつくっています。
2020年4月に保育事業をスタートし、10月には高齢者向けの配食サービスを開始しました。地域密着で愛される工務店を目指しています。
― 高卒採用を始めたきっかけを教えてください。
高卒採用を始める前は、基本的に紹介や知り合いの方の採用がメインだったので、ハローワークや求人サイトで募集をして人を採用するという概念がなく、一切採用活動はしていませんでした。当時、よく社長と「若手を育てていかなければ会社も成長していかない」と話していて、「若さは武器になる。若さほど強いものはない。」という社長の言葉がきっかけで採用活動を始めました。
採用を始める前は従業員15名のうち40代が2名、30代が3名であとは皆20代と平均年齢がとても低く、若い方が入社しても馴染みやすい環境がある今こそ、採用のチャンスなのではないかなと感じました。
最初はちょうど2年前に中途採用で2名採用しました。そのすぐ後に、たまたまジンジブの営業担当の方から連絡をいただき、高校新卒の採用ができることを知りました。何にも染まっていない真っ白な状態から育てることができることに魅力を感じ、2020卒の秋から採用活動を始めました。
私自身も高卒で現場監督を経験後、保険の代理店での営業を10年経験しました。社長は中卒ですので、学歴にはこだわらず、やる気と根性があれば大歓迎というスタンスで採用活動を行っています。
(2)2021卒の高卒採用活動事例について
ー 入社後はどのような業務を行うのでしょうか?
高卒で入社してくれた方は、現場監督の業務をして頂きます。施工管理のお仕事は、最初は専門用語の勉強など大変なこともありますが、何かを作ったり体を動かすことが好きな方、家が好き、興味がある方であればやりがいを持って働けるのかなと感じます。半年ほどの現場管理の中で、完成した建物を見た時は感動があります。
現在は2名の現場監督が在籍していますが、1名は職人さんから叩き上げ現場監督になったベテランです。もう1名は未経験で入社をして今年で丸2年目になりました。営業志望で入社して未経験で始めた方ですが、今では4つの現場を担当してくれています。
ー これまでの採用実績について教えてください。
初の高卒採用となる2020卒の採用活動ではパンフレットや動画のツール作成を行い、高校生と直接お話が出来る合同企業説明会「ジョブドラフトFes」へ参加し、3名の応募から女の子を1名採用しました。現場監督として育てていこうと思っていたのですが、4か月ほどで退職をしてしまいました。
21卒は採用を行わない予定でしたが急遽秋から採用活動を始めました。高校訪問はやりたかったのですが、母校の専門学校への1校のみで終えてしまいました。2020年11月に参加した「ジョブドラフトFes」でジンジブの担当の方にご紹介して頂いてブースに来てくれた高校生と直接お話をし、後日応募に繋がり、内定を出しました。やっぱり直接生徒とお話をすることで、今の若い子が考えていることを肌で感じることは大事だなと感じます。
(3)ジョブドラフトを通しての活動事例
ー ジョブドラフトを導入してよかったことはありますか?
まずは高卒の方を採用できると知ったきっかけになりましたし、未成年の人材なので大事に育てていかないといけないという会社としての意識を変えてくれました。
高校生の方はまだ社会での経験がない方が多いため、親や先生の話すことが一般常識になりますが、いざ社会人になって働き始めたときに先輩社員の言うことをどんどん吸収していくため、社員の襟を正しておかないといけないなと感じました。若い方を採用することで、会社としてもいい緊張感に繋がっているなと実感しています。
ー 2年間の採用活動で課題に感じたことはありましたか?
育てていくことは難しいなと、つくづく実感しています。
それこそ整理整頓などの基本的なことから、きちんと手順に沿って1から教えていかなければなりません。「これくらいできるだろう」は通用しません。その点は私たちも勉強させられた部分でした。
それは他の従業員や中途の社員にも転用・応用できるなという発見もありましたので、やはり若い方を採用することはマイナスではなくプラスになったなと感じています。
今入社してくれた高校生が5年、10年と経った時に会社の中核になっていってほしいなと考えています。高校新卒の人材は10年経ってもまだ28歳ですから、会社を継続していこうと思ったら積極的に若い方を採用していてよかったなと感じています。
(4)今後の活動について
ー 新卒で採用したスタッフに期待すること
とにかく元気で明るく。遅刻をしないこと!建築関係のお仕事は朝早くから業務が始まります。
弊社の場合は、現場への直行はありません。8時半に出社して皆で顔を合わせて朝礼を行ってから出発するようにしています。現場では職人さんはベテランの方も多いため可愛がってもらえますし、若いというだけで武器になります。
ー 今後の活動について
今のこのメンバーでやっていきたいという想いがあり、採用というよりは教育に力を入れる1年にしたいと考えています。入社後は最初の3か月が非常に大切になってくるので、スケジュールや簡単なマニュアルの作成準備を行っています。最初は私や先輩に同行して、実際の仕事内容を知ってもらう事から始めていこうと思っています。
ーありがとうございました。
ジンジブでは全国3,000社以上の企業様の高卒採用をサポートしています。 採用を成功させたいとお考えの企業様はまずはお気軽にお問い合わせやセミナーにご参加ください。