2021年卒、応募が集まらなかった企業が行うべき理想の「2次募集活動」 | 記事一覧 | 高卒採用Lab 高校生採用を科学する

2021年卒、応募が集まらなかった企業が行うべき理想の「2次募集活動」

21卒の高卒採用では新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の影響により、10月5日から応募が解禁されます。

応募が十分に集まっていない企業は「2次募集」の活動が必要になってきます。

 

本記事では、高卒採用における「2次募集」について、どんな活動を「いつ」「どこに」行えばいいのか、

ポイントとノウハウをご紹介させていただきます。

目次

(1)高卒採用の1次募集の実態

(2)21卒採用の2次募集では「何を」「いつ」「どこ」に行うべきか?

(3)まとめ

(1)高卒採用の1次募集の実態

高卒採用では、他の採用チャネルと違い学校推薦などによる就職がメインとなっており、内定率も例年比較的高い水準となっています。

ここでは、ハローワークより発表された「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・内定状況」取りまとめの情報を基に「高卒採用における1次募集の実態」について下記にまとめさせていただきました。

高卒採用における1次募集の内定率推移

昨年度(20卒高卒採用)時点での内定率の推移状況です。

グラフを見ると高卒採用の内定率がいかに高いかが分かります。また、平成28年度から内定率は一定の水準で推移しているようです。

1次募集時点では60~65%、1次募集から約2カ月後時点(2次募集終了時点)では88~90%、年末度では約99%の高校生がどこかしらの企業に内定が決まるようです。

令和元年度の高卒採用における内定率

昨年度(20卒高卒採用)の地域別内定率です。採用が盛んな首都圏の内定率は平均より低くなっていますが、

全体平均で64%の内定率となりました。

 

これらのグラフから、下記のようなことが読み取れます。

・2次募集時点では約35%の高校生がまだ就職先を探している

 

・1次募集から約2カ月で該当年度の高卒採用は、ほぼ勝負が決する

 

・年度末には、就職するほぼ全ての高校生がどこかしらの企業に就職する

総じて、2次募集ではまだまだチャンスが残っているといえるでしょう。

21卒の高卒採用では、コロナの影響により若干状況は変わるものの、

例年の数字を参考に、1次募集時点でまだ応募を増やしたいという企業は、2次募集に向けた準備を進めていきましょう。

<外部リンク:株式会社ジンジブ>「今」応募が集まっていない企業ができること ~「2次募集」の方法とポイント~

(2)21卒採用の2次募集では「何を」「いつ」「どこ」に行うべきか?

それでは、高卒採用の2次募集を行う企業はどのような準備を行えばいいのでしょうか?

「活動内容」「活動する時期」「活動の対象」の3つの観点から、高卒採用の2次募集の活動詳細を下記にまとめさせていただきました。

1.活動内容

2次募集で応募を増やすために効果的な活動

 

①1次募集で接点のあった高校に対する「架電」

 

② 高校訪問

 

③求人票発送

 

④秋開催の合同企業説明会への参加

前途の通り1次募集では、約35%の高校生がまだ就職先を見つけられずにいます。この時点での先生の心理としては「なんとかして落ちてしまった高校生の就職先を見つけたい」という心理になっています。

求人票という紙媒体をベースに行われる高卒採用では、企業が2次募集もまだ採用を行っている事を確認する手段が限られています。

接点のあった高校を中心に再度アプローチ先を選定し、架電、高校訪問や求人票発送で「自社はまだ高校生を募集している」ということを先生に知ってもらいましょう。

他にも、1次募集で落ちてしまった高校生や、就職活動が遅い高校生が集まる「秋の期間に開催される合同企業説明会」なども効果が見込めるでしょう。

<外部リンク:ジョブドラフト>高校生のための合同企業説明会 ジョブドラフトFes2020

2.活動する時期

①1次募集で接点のあった高校に対する「架電」

10月16日~10月30日(遅くとも11月1週目まで!)

 

② 高校訪問

10月26日頃~募集を終えるまで

 

③求人票発送

10月26日頃~募集を終えるまで

 

④秋開催の合同企業説明会への参加

ハローワーク主催、民間企業主催の日時に合わせて

21卒高卒採用では、10月26日頃に1次の結果が出始める事が予想されます。

選考解禁の10月15日(2020年)以降、結果が出る26日を目途に以前に接点のある高校を中心に一校でも多くの高校と接点を持つよう心がけると良いです。

また、高校訪問、求人票発送共に2次で就職する生徒がいるかの確認を事前に電話で確認するようにしましょう。

秋開催の合同企業説明会への参加を検討する企業については、地域のハローワークや民間企業によって開催日時、場所が異なるので、HPや電話などで都度情報収集するようにしましょう。

3.活動の対象

・就職の進みが遅い高校

 

・これから動き出す生徒が多い高校

 

・以前に接点のある高校

1次募集で応募のあった高校

職場見学に来た生徒が在籍する高校

直近3年くらいで内定を出した高校

社員の出身校(大学卒の出身校でもOK)

2次募集では、1次応募で選考に落ちてしまった高校生の他にも「就職活動をまだ行っていない高校生」もアプローチの対象になります。

就職活動が比較的早い商業・工業、全日制の他に「定時制・通信制」の高校をターゲットの一つとして考えることをお勧めします。

商業・工業と同等くらいの就職率であるものの、社会のイメージが原因で届く求人の数はそこまで多くないという現状があります。そういった意味でも「定時制・通信制」は狙い目と言えるでしょう。

<外部リンク:株式会社ジンジブ>

2次募集で更に応募数を増やすには?ー高卒採用WEBセミナー

 

(3)まとめ

今回は21卒の高卒採用における「2次募集」について活動内容や時期、対象についてまとめました。

①先生の心理は「2次募集をしている企業を知りたい」できるだけ多くの高校に求人拡散を行うこと。

②定時制・通信制は2次募集で狙い目である。

上記2点を意識しながら、2次募集の活動を行うことをお勧めします。

地域によっては2次募集のための就活イベントも行われている場合があります。

自社の状況を鑑みて、更なる応募獲得に向けた採用戦略を行いましょう!

 

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<外部リンク:株式会社ジンジブ>高卒採用お役立ち資料

<外部リンク:株式会社ジンジブ>高卒採用の基本を完全網羅<参加無料>ジョブドラフトセミナー

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