ジョブドラフトFes 2020実施レポート(千葉会場編)
高卒採用における基本的なルールとして、高校生と直接の接点を持った採用活動には制限があります。しかし、合同企業説明会や民間企業が主催するイベントに参加することで採用担当者と高校生が直接接点を持てる貴重な機会を得ることが出来ます。
今回は、株式会社ジンジブ主催のジョブドラフトFesの様子を交えながら合同企業説明会の利点についてまとめてみました。
目次
1、合同企業説明会とは?
2、ジョブドラフトFes2020
3、高校生のリアルな声(インタビュー)
4、まとめ
<外部リンク:株式会社ジンジブ>高卒新卒をするならジョブドラフト
1.合同企業説明会とは?
毎年就職活動の時期になると、各ハローワークにて「高校生向け合同説明会」「保護者向け企業説明会」「高校等進路指導担当者向け合同説明会」など地域によって様々なイベントが開催されます。参加者は、会場内の興味を持った企業ブースに自由に訪問することが出来ます。企業は、ブースにて会社概要や仕事内容など求人票では伝えきれない魅力なども加えながら高校生へ直接伝えることが出来る場となります。
参加する高校生は、すでに興味がある業界を絞ってきていることもありますが、まだ自分が何に興味があるのか、何がしたいのかわからない高校生もたくさんいます。高校生は、業界研究もかねてこういったイベントに参加し、就職先を見つける準備をしています。
しかし今年は、コロナウイルスによる影響でイベントの中止や、WEBでの企業説明会に変更して開催するなど例年とは違う動きとなっている部分もあります。今日、新しい生活様式としてリモートでのやり取りが増えてきましたが、高校によっては接続環境がまた十分に整っていない学校もあります。今後もまだまだ新型コロナウイルスによる影響が続く中で、思うように情報発信ができない企業と情報収集ができない高校生との間において、これまでとは違った手法を採用活動に取り入れることもポイントの1つとなってきます。
2.ジョブドラフトFes2020
「ジョブドラフトFes」とは株式会社ジンジブが主催する“合同企業説明会”です。
今年は新型コロナウイルスの影響により、中止の判断やリモートで開催をすることも検討いたしましたが、慎重に協議を重ねた結果、新型コロナウイルスの感染拡大防止策を徹底し、“企業様の採用成功を支援するために”そして”就職を考えている高校生のために”会場を用意してリアルでの開催を決定いたしました。
今回は、ジョブドラフトFes2020開催の第1日目となった千葉会場での様子と参加した高校生のインタビューの内容をご紹介します。
千葉会場のイベントへ参加された企業は42社、高校生は106名にご参加いただきました。高校生たちに興味を持ってもらえるようにと、感染症対策を徹底しつつ、たくさんの企業様が素敵なブースや、高校生用の採用パンフレットの準備をして当日を迎えていました。
ジョブドラフトFesでは、様々な業界の企業ブースがあり求人票で伝えきれない情報をたくさんの高校生に伝えることができます。さらに質疑応答を通して高校生も企業の理解を深めることが出来た様子でした。
3.高校生のリアルな声(インタビュー)
ジョブドラフトFes千葉会場へ参加してくれた高校生へ、就職活動やジョブドラフトFesについてのインタビューを実施しました。
―質問内容―
1、ジョブドラフトFesになぜ参加しようと思いましたか
2、話を聞きたいと思う企業は既に決めてから来場していますか
3、話を聞いてみたいと思う企業はどんな企業ですか
4、ジョブドラフトFesに参加してみていかがでしたか
「1、ジョブドラフトFesになぜ参加しようと思いましたか」の回答
Aくん:先生から聞いた。就職希望のため、どんな会社があるのか、会社の雰囲気を細かく知るため自主的に参加した。
Bさん:学校でジョブドラフトFesの開催があると聞き、参加してみたいと思った。
Cさん:学校の先生の勧めで、自分も参加したいと思った。
Dさん:高校の集まりでチラシをもらった。
参加自由だったが、自分のやりたいことが決まっていなかったため、参加してみようと思った。
Eさん:やりたいことが見つからなくて、少しでも絞るために参加した。
Fさん:学校の先生に参加をすすめられた。
「2、話を聞きたいと思う企業は既に決めてから来場していますか」の回答
Aくん:力仕事に興味があるので、建設や引っ越し会社からまわった。
その後、普段は見られない仕事だと思い、警察も見にいった。
Bさん:特に決めていなかったためランダムにすいているブースに座った。
聞いた企業の中で良さそうな会社(事務の仕事)が見つかったが勤務地が遠かった。
Cさん:ランダムに幅広く回った。
Dさん:特に何も決めずに来場した
Eさん:特に何も決めずに来場した
Fさん:特になし。どんな仕事があるかを知れて良かった。
「3、話を聞いてみたいと思う企業はどんな企業ですか」の回答
Aくん:第一希望の業界ではなかったが介護の仕事の話を聞いた。マイナスなイメージから良いイメージに
変わった。大変な仕事だろうと思っていたが話を聞いてみて、一人ひとりを手助けする仕事ということが
分かった。また、教育面のサポート内容は社員想いの会社だと感じた。
Bさん:事務の仕事を聞きたいと思っていた。
それ以外のブースも、スタッフさんに誘ってもらって話を聞いてみた。
Cさん:事務職の話を聞きたいと思っていた。
Dさん:美容系に興味があった。ブースで笑顔で話している社員さんに惹かれた。
Eさん:自分も将来こんな人になれたら良いなと思えるお手本のような、しゃべりやすそうな人がいるところ。
建設系の企業も面白かった。
Fさん:特に無かったが、企業の方に誘われたところの話を聞いた。
「4、ジョブドラフトFesに参加してみていかがでしたか」の回答
Aくん:選択肢が広がった。自分の中で興味のなかった仕事。
(警察は忙しく休みのない仕事だと思っていたが休みもきっちりあった、雰囲気も良かった)
力仕事と言ってもたくさんあった。やりたいと思える仕事が増え、職場見学に行きたい会社も見つかった。
Bさん:色んな業界、企業の話を聞けて面白かった。新たな発見もあり選択肢が広がった。
Cさん:色んな企業があるということが知れた。中でも工業系の会社が良いと思った。
Dさん:意外とどの仕事も楽しそうだと思った。(エステ、建設、美容、居酒屋のブースを訪問)
ブースで説明してくれる人が楽しそうだった。会社にも行事があると思わなかったため社員旅行がある
ことにびっくり。話を聞いてみて、いい意味で難しく考えすぎる必要はないなと思えた。
Eさん:会社は、もっと堅いところだと思っていたがそうでもないことが分かった。
例えば、建設系は重労働で体育会系だと思っていたが実際は、そんなこともなく和やかな雰囲気だった
ため、これまで持っていたイメージがいい意味で崩れた。また、実際に話を聞くことで緊張がほぐれた
Fさん:色んな会社の話を聞けて良かった。高校を卒業した人が、どんな仕事をしているのかが聞けて良かった。
4.まとめ
高校生の就職活動は、先生を介して行われることがメインのため、高校生たちが自主的に調べるというよりは先生から情報を得て活動することが多いと思われます。冒頭でもお伝えしましたが、ジョブドラフトFesに来場している高校生の中には自分が将来何をやりたいのか、何が向いているのか迷いながら説明会に参加する生徒もたくさんいます。
今回インタビューにご協力いただいた6名中5名も明確にやりたい仕事を決定せずにジョブドラフトFesに参加して、自分に合う企業を探しつつ様々な企業ブースを回っていたようです。また、ブースに立ち寄った理由を聞くと、ブースにいた担当者が話しやすそう、笑顔にひかれた、声をかけられて気になったから話を聞いてみた、そういった声を聞くことが出来ました。
つまり、対面でコミュニケーションをとることで「高校生に興味を持ってもらえるチャンスがたくさんある」ということです。アンケートでの意見を参考にすると、たとえマイナスなイメージがある業界だったとしても、会社の雰囲気や仕事のやりがい、どんな先輩がいるのか、などいろんな面から情報を伝えることによってマイナスなイメージを変えることもできそうです。
どんな企業があるのか、どんな仕事が向いているのか・・?不安と期待の中で合同企業説明会に訪れた高校生に対し企業のイメージアップをさせられるかどうかは、ブースでの採用担当者さんの対応力によっても左右されるでしょう。
新型コロナウイルスの影響により、例年よりも高校生や先生と接点を取れる機会が減少している中ですので、合同企業説明会等のイベントを通して効果的な採用活動を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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