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【徹底検証】なぜ採用できない?中小企業が新卒採用で勝つ為に必要なこと

2020年04月28日

学生優位の売り手市場が続いていた新卒採用マーケット。費用をかけて採用活動を行っても成果につながらず、苦戦し、悩まれている人事の方も多いのではないでしょうか。しかしこの数カ月間で、新型コロナウイルスの影響により、新卒採用マーケットにも大きな変化が訪れています。人事担当者の皆様にとっても、常に最新の情報収集に努め、今後の採用戦略を練っていくことが必要とされます。

本記事では、これまでの大卒採用市場を振り返りながら、様々な観点から「大卒採用で苦戦する理由」を分析していきます。そのような中で、直近の新型コロナの影響も踏まえ、企業はどう活動していくべきかについてポイントをまとめました。

目次

(1)年々厳しくなる大卒採用
(2)なぜ大卒採用がうまくいかないのか
(3)新型コロナの影響で、今後の新卒採用はどうなっていくのか
(4)新卒採用市場で勝ち抜く為に
(5)まとめ

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(1)年々厳しくなる大卒採用

参考:リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査」(2020年卒)(2019年4月時点)

上記グラフは、直近30年間における大卒採用の求人倍率の推移を表したものです。1991年にバブルが崩壊し、1993年以降は求人倍率も低下の一途をたどり「就職氷河期」と呼ばれる時代に突入しました。その後、2008年には求人倍率が2倍を超えますが、2010年以降は再び雇用の冷え込みが起こります。リーマンショックの影響もあり、2011年~2014年の間は、求人倍率が約1.2倍となっています。その後、2015年以降は求人倍率は右肩上がりに変化し、2020年卒には1.83倍となり、学生が企業を選べる「売り手市場」が続いていました。

(2)なぜ大卒採用がうまくいかないのか

採用チャネルには大きく分けると3つあり、中途採用・大卒採用・高卒採用に分けられます。これら3つの採用チャネルを見ていくと、求人倍率が最も高いのは高卒採用、次いで中途採用、最も倍率が低いのは大卒採用です。しかし、多くの企業は大卒採用では勝てない、難しい、採用ができない、と悩んでいます。なぜこのようなことが起きるのか、その理由を従業員数別の求人倍率で見ていきます。

●従業員数5,000名以上:0.42倍
●従業員数1,000名~4,999名:1.08倍
●従業員数300名~999名:1.22倍
●従業員数300名未満:8.62倍

参考:リクルートワークス研究所「大卒求人倍率調査」(2020年卒)(2019年4月時点)

上記からも分かるように、大卒採用において最も激選となるのは「従業員数300名未満」の企業です。大卒採用における求人数の合計は804,700件(2020年3月卒)ですが、その内、従業員数300名未満の会社の求人数合計は449,000件と、全体の55%となっており、そのエリアがもっとも激戦区となっていることが見て取れます。一方で、従業員数1,000名~4,999名の会社では1.08倍、5,000名以上の会社では0.42倍となっており、一般に「大手企業」と呼ばれている会社では大卒も採用がしやすいことが分かります。

大卒採用の場合、まずは多くのエントリーを集め、そこから選考を重ね、内定を出したとしても内定辞退になる、というケースも少なくありません。採用活動にかかるコストを見てみても、求人サイトへの掲載、イベントへの出展だけでなく、採用目標を達成させる為にはより多くの採用行動が必要となり、人件費という観点から見ても大きなコストがかかってしまいます。

(3)新型コロナの影響で、今後の新卒採用はどうなっていくのか

現在、新型コロナウイルスの影響で、新卒採用市場にも大きな影響が出てきています。大卒、高卒ともに内定の取り消しや、21卒の採用活動を取りやめる企業も出ています。そのような中で、株式会社ディスコが実施した調査によると、21卒の採用予定数を“当初の計画よりも下方修正する見込み”と回答した企業は、従業員数が300人未満の企業で10.0%、300人~999人の企業で10.2%、1,000名以上の企業では最も低い6.8%となっています。また、従業員規模1,000人以上の企業では、“当初の計画よりも上方修正する見込み”と回答した企業も1%おり、大手企業ほど新型コロナの影響があっても採用意欲が減退する傾向が低いということが読み取れます。

参考:株式会社ディスコ キャリタスリサーチ(【速報版】 新型コロナウイルス感染拡大による採用活動への影響)

この状況においても、新卒採用を前年と同じように進めていくのは大手企業が中心となる為、大卒採用市場においては、中小企業は今後も勝ちにくい状態が続くのではないかと予想されます。

(4)新卒採用市場で勝ち抜く為に

今後の新卒採用市場で勝ち抜く為に、中小企業はどう戦っていけばいいのでしょうか。高卒採用Lab編集員の見解を纏めると「勝てる市場、勝てる戦い方を見つける」これに尽きると考えています。

上述したように、中小企業が大卒採用市場で勝ち抜くことはまだ困難な状態が続くと予想されます。そこで目を向けていただきたい市場が「高卒採用市場」です。高卒採用の手法は年々注目を浴びており、直近数年間で求人倍率は2倍以上となっています。また、中途採用、大卒採用と比較しても求人倍率は最も高い採用チャネルとなっているのです。

参考:令和元年度「高校・中学新卒者のハローワーク求人に係る求人・求職・就職内定状況」取りまとめ(令和元年11月末時点)

「求人倍率が高いのなら、採用はしにくいのでは?」と思う方もいると思いますが、実はそんなこともありません。高卒採用における求人数は、2019年11月末の調査で476,810件となっており、内、従業員数300名未満の会社における求人数は387,013件、全体の約81%となっています。この数字からも分かる通り、高卒採用に参入しているのは「従業員数が300名未満」の企業がほとんどであり、中小企業にとっては、同じ階層の企業と戦える貴重な採用市場となっているのです。

また、高卒採用はまだまだ古い慣習が残っており、ハローワークで求人票を作成してそのまま何も活動しない、という企業が多く存在しています。大卒採用のような求人サイトへの掲載や、合説イベントへの参加を行っている企業はあまり多くありません。言い換えるならば、採用活動に対する本気度が低い企業がまだまだ多い市場となっている為、明確に採用計画・戦略を立てて実行していけば、他の採用チャネルよりも戦いやすい市場となっているのです。

加えて、「内定辞退率」が低いことも、高卒採用での勝ちやすさのポイントになるでしょう。大卒採用における内定辞退率は60%を超えており、辞退を加味した上で採用計画・活動を進めていく必要があるので、人的コストも多くかかってしまうことが現実でしょう。一方高卒採用は、内定辞退率は5%以下となっており、内定を出せばほぼ、自社に入社をしてもらえることになります。言い換えるなら、自社に対するエンゲージメントの高い人材を集めやすい市場ということになります。

そして、新型コロナの影響により、これまで以上に、高卒で就職するという選択を選ぶ高校生は増えていくと予想されます。これまでの採用活動では接点を持てなかったような層にもアプローチができる機会となります。「直近での売上担保が難しく、採用のことはなかなか考えられない」という企業も多いとは思いますが、このような時こそ、会社の未来を担う人材の確保として、高卒採用を検討されてみてはいかがでしょうか。

(5)まとめ

これまでは学生優位の状況が続いていた新卒採用市場ですが、新型コロナの影響により状況に変化が発生しています。そんな中でも、大卒採用についてはまだまだ大手企業の採用力が強い為、中小企業にとっては戦いにくい状況が続くと予想されます。

今後は、中小企業が戦いやすい「高卒採用市場」で、これまでは出会えなかったような人材採用に向けて動いてみてはいかがでしょうか。

 

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