18才から身につけた「人間力」は誰にも負けないレッドロブスターの仲間がつくる“GIFTの循環” | 記事一覧 | 【高卒採用Lab】高校生採用を科学する|株式会社ジンジブ

18才から身につけた「人間力」は誰にも負けないレッドロブスターの仲間がつくる“GIFTの循環”

シーフードレストラン・レッドロブスターを運営するレッドロブスタージャパン株式会社は、数年前から高卒採用に力を入れてきました。

今回は、2023年4月に入社した本田菜々美 (ほんだ・ななみ)さんの物語をご紹介します。

21才とは思えない堂々とした立ち居振る舞いと、周囲を明るくするポジティブなエネルギー。その姿は、高卒就職を考える若者や企業にとって大きなヒントとなるはずです。

「就職はクラスで1人」を乗り越えて出会った就職先

Q:就職を希望した理由と、高校生活について教えてください。

もともと中学生のころから、高校卒業後の進路は就職だと考えていました。母が高校を卒業してすぐに働いていたこともあり、自然と“働くこと”をイメージしていたんです。なので地元の高校説明会で、先生から「商業科はビジネスマナーとかも学ぶので就職に強い」、「企業と縁がある」と聞いて、商業科に決めました。

高校では、プログラミングや情報処理などの専門的な授業を楽しみながら、検定取得に向けて勉強しました。また、自分たちで商品を仕入れて販売する“商品販売実習”が楽しかったです。農業科が育てた野菜や植物、畜産科の牛からとれた牛乳で作ったアイスなどを売っていたんです。今思うと、すごくいろんな体験をしましたね。

Qどのような就職活動をしましたか?

先生に「就職か進学か考えておいてね」と言われた時点では就職しか頭になくて、高校3年生になってから本格的に動き始めました。7月に学校にたくさんの求人票が届くので、そこから志望する会社を探しました。ただ学校の求人票は、確か“あいうえお順”に並んでいて探しづらくて…。求人票をPDFとセットで公開しているウェブサイトがあって、業種別で検索できたので、サイトをメインに探したかもしれません。

ただ、就職活動が本格化したとき、私のクラスで就職希望者は私一人だけだったんです。周りの仲のいい友達はみんな進学の話をしていて、“自分だけ違うのかな”、“私、間違ってるのかな”と進路決定に自信をなくし、心が揺らいだ時期もありました。

Qその揺らぎをどう乗り越えたのでしょうか?

家族とも話し合いましたが、結局のところ、興味のない専門分野に進学しても、心から“これをやりたい!”という気持ちがなければ続かないのではないか、という結論に至りました。

Q数ある企業の中から、御社を選んだ理由は何ですか?

高校1年生のころからお弁当屋さんでアルバイトしていたこともあり、接客業を希望しながら求人票を見ていたんですね。その中でいちばんワクワクしたのがレッドロブスターでした。

「GIFTの循環」というお店のコンセプトが私好みでしたし、公式サイトやパンフレットで拝見した先輩方のあたたかい笑顔や言葉を見て、『自分らしく楽しみながら、ここで一緒に働きたい』と強く感じました。

Qその後、職場見学などに参加されましたか?

企業説明会があり、レッドロブスターお台場店で食事体験をさせていただきました。小さいときに神奈川のお店でロブスターの水槽を見上げていた、子供のころの記憶を思い出しましたね。

Q面接はどうでしたか?

学校で面接のマナーや言葉遣いを厳しく指導されていたので緊張していたのですが、副社長が面談のように和やかな雰囲気でお話してくださって、私の緊張をほぐしてくれました。

採用が決まってからは、本社にいる方々について教えてくださったり、同期の似顔絵や趣味、意気込みなどをまとめたプロフィール帳をいただいたりしました。どういう仲間がいるのかイメージできて、“レストランとはいえおかたい雰囲気なのかな”という考えが“明るくて楽しそうな環境”へと変わり、みなさんに会えるのが楽しみでした。

大きく成長した他店舗への異動

Q:入社後の研修や、社会人1年目の仕事内容について教えてください。

入社後は、同期13人と一緒に企業理念や専門用語などを学び、キッチンでロブスターを切る体験もさせていただきました。

その後、多摩境店に配属され、私たちの代から始まった“教育プラン”通りに、キッチン3カ月、フロント3カ月と全ポジションを細かく体験しました。1週間ごとに業務の内容や感想、目標に加え、教育担当者へのメッセージを書いて提出していましたね。

ただ、多摩境店では、年上や年下でも歴の長いアルバイトスタッフが多く、指示出しにとても遠慮してしまいました…。私は社員ですが、“先輩に偉そうに言えない”という気持ちが強く、このままでは成長できないと感じていました。

Qその課題をどう乗り越えたのですか?

その後、今勤める武蔵野関前店に異動したのですが、多摩境店で学んだ基礎が土台にあったので“教えたい!”という気持ちが芽生えてきて、みんなに指示ができるようになりました。

Q転機はいつでしたか?

やっぱり異動したことですね。多摩境店の店長は褒めるというより厳しく指導してくださる方で、その方から学んだ仕事に対するマインドやお客様への声のかけ方を、今実践できています。武蔵野関前店では、25年夏までいた店長から、お店の売り上げ管理などマネージャー寄りの業務について熱く教えていただきました。“あのときの店長のおかげで今がある”と強く感じています。

Q今、仕事でいちばんやりがいを感じるのはどんなところですか?

アルバイトさんの教育ですね。もちろん自分自身の成長もありますが、それ以上に、自分がこれまでに得てきた成功体験をみんなにも味わってほしい、という気持ちが強いです。

ひとりひとりができることを増やしていって、もっと楽しく働いてほしい。そのために、日々の会話の中で「次はどんなことに挑戦したい?」と聞いて、その人に合った教え方を意識しています。

そうやってできるようになって、「すごいじゃん!」って周りから言われると、本人のやる気がどんどん高まっていくんですよね。その前向きな気持ちが、周りにも自然と伝わっていく。みんな仲がいいので、「じゃあ私も」、「俺もやってみたい」って連鎖していくんです。

Qひとりのやる気スイッチを押すと、周りにも広がっていくんですね。

そうなんです。その反応を見るのがたまらなくて。「じゃあ教えちゃうよ」ってつい張り切っちゃいますね!

Qご自身の成功体験というのは、どんなところでしょうか?

私はお客様のオーダーを取ったり、接客で直接関わることが多いのですが、その中でさまざまな年齢層や性別の方々と接してきました。

“こういうお客様には、こんな接客が合うな”とか“こういう料理の提供の仕方がある”といったことを、日々の経験から学んできました。実際にそれを意識して対応したときに、褒めていただけることがあったんです。

そうした経験から、「よかったら試してみてね」とアルバイトさんたちに伝えることが多いですね。

Qご自身のやる気の原点はどこにあると思いますか? なぜ頑張れるのでしょうか。

お客様からお店のことやスタッフのこと、そして自分自身のことを直接褒めていただけたときは、「もっと頑張ろう」って素直に思えます。

それに、そうした日々の積み重ねが評価されて、例えば今回のようなインタビューに選んでいただいたり、本社の方から「頑張っているって話が上がっているよ」と声をかけてもらえたりすると、それも大きな励みになります。

あとは、何より一緒に働いている従業員たちの存在ですね。

「本田さんがいなきゃダメです」とか「いてくれるから頑張れます」って言ってもらえると、本当にうれしくなります。

もちろん、家族や友達の存在も大きいです。

Q今後の目標について教えてください。

まずは9月の昇格試験に合格して、マネージャーになることです。現状、業務内容としてはマネージャーの領域をカバーできていると感じているので、このまま頑張りたいです。

高卒就職は自分を強くしてくれる

Q高卒で就職して〝よかったな〟と感じることはありますか?

就職を通して“好きなこと”に出会えて、“人として成長ができている”と感じていることです。接客という仕事は、本当に立場も年齢も違う人たちと関わります。自分が何かをすることで喜んでもらえたり、それに対してお金をいただける経験を21才で得られたのは大きいです。

Q高卒で就職活動をすることのよさはどんなところでしょうか?

私の場合は孤独を感じることもありましたが、先生方が本当に手厚くサポートしてくださったんです。電話のかけ方ひとつとっても、高校生は何もわからないじゃないですか。そういったマナーを1対1で丁寧に教えてもらえたのは、すごく心強かったです。

大学に進んでから学ぶよりも、早い段階で社会人としての基本を身につけられたのは大きなメリットだと思います。

Q大学生だと、自分で動かないといけない部分も多いですよね。

そうですね。自分で情報を集めて、自分で動いていくことが求められる印象があります。私は高校の先生がしっかりフォローしてくれていたので、わからないことは全部聞けて、安心感が大きかったです。

Q最後に、高校生へメッセージをお願いします。

周りと違う選択をするのは本当に不安で、心が揺らぐことがあると思います。正直、今でも大学に通っている同い年の子たちが、輝いて見えることはあります。夏休みがあって、自由に遊べる時間があって…うらやましいなって。

でも、“人として”は勝てる自信があります。対応力というか、肝が据わっているというか…(笑)。それは高卒から社会に出たことで身についたものだと思うんですね。

いろんな人と関わってきたからこそ、外に出ても焦ったりブレたりしない自分がいます。ちゃんと自分の芯があって、「大丈夫」って思える。

高校生は不安でいっぱいだと思うのですが、そのぶん必ず強くなれる部分があります。

まとめ

本田さんの言葉からは、就職活動での自分の選択、そして現在や未来に対する揺るぎない自信が感じられます。

その背景には、18才から働いて、社会で普遍的に通用するスキルをいち早く身につけてきた経験があります。一方で、まだ若い高校生の中には、同世代とは異なる進路を選ぶことに不安を抱く人も少なくありません。

そんな高校生ひとりひとりに寄り添い、成長を後押しするあたたかい教育環境と、実際に活躍できる場を提供してみませんか。

【企業情報】
会社名:レッドロブスタージャパン株式会社
設立:1987年(1982年日本進出第1号店オープン)
事業内容:外食・レストラン

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