夢への切符を手にして未来を切り開く、JR四国で走り出した3人の物語 | 記事一覧 | 高卒採用Lab 高校生採用を科学する

夢への切符を手にして未来を切り開く、JR四国で走り出した3人の物語

進学か就職か……高校生にとって大きな選択です。
では実際に四国旅客鉄道株式会社(以下、JR四国)で働く先輩たちは、どのように進路を決め、いま現場でどのような活躍をしているのでしょうか。

今回お話を伺ったのは、駅業務・車掌・機械メンテナンスなど、さまざまな部門で活躍する3人の若手社員。就職を選んだ理由や入社してからのやりがい、大変だったこと、そしてこれからの目標まで、等身大の声をお伺いしました。

それぞれの成長ストーリーから、高卒採用の魅力も伝わってきます!

高卒で就職を選んだ決め手とは

なぜJR四国を選んだのですか?

(納田さん)地元の香川県で通学や旅行のたびにJR四国を利用していました。駅員さんや車掌さんの姿をみるたび、いつもかっこいいなぁ……と思っていて!

地域のインフラに関わりたい気持ちもありましたし、福利厚生も良かったので将来のことを考えたときにJR四国がいいかなと思ったんです。

(藏元さん)僕は特別にやりたい仕事があったわけではないんですよ。なので、自分にとって大切なものを考えたときに人間関係だと思いました。説明会で「若い社員が多い」と聞いて環境が良さそうだと感じたので、もうJR四国一択になりましたね。

(佐々木さん)高校3年生になる少し前、進路に迷っていました。そんなとき友人に誘われて旅行で四国を訪れたんですよ。そのとき、「なんだか自分はここと合いそう!」って思ったんです。

僕は東京都出身ですが、地元を離れてJR四国を受けることに決めました。もちろん不安もありましたが、どうしても鉄道に関わる仕事がしたかったし、直感を信じたんです。

進学したいという気持ちはありましたか?

(納田さん)将来の夢がはっきりしていなかったので、大学に進学する理由を見つけられませんでした。それなら就職して早くお金を稼いだ方がいいかな、と。

進学する同級生が多かったので不安もありましたが、親や先生に相談して就職を選びました。

(藏元さん)最初は大学で経営学や経済学を学びたいと思っていました。起業に興味があったんです。でも高校3年の夏に「働いて自分のお金を使ってみたい」という気持ちが強くなり、急遽3年生の7月に進学から就職に切り替えました。

進学か就職か葛藤もあったので、進路を変えるのは勇気が要りましたね。

(佐々木さん)僕はもともと鉄道現場で働きたいと思っていて、高校も鉄道系の専門学科を選びました。大学進学も考えましたが、今の仕事に就くなら高校卒業で就職するのが夢への近道だと気づいたんです。

同級生もほとんど鉄道会社に就職していて、授業でも鉄道の営業規則やサービスで使えるような実務的英語を学んでいたので、就職も自然な選択肢でした。

入社から現在まで一人ひとりの歩み

入社してから現在までの仕事内容を教えてください

(納田さん)1年目は改札業務や切符の発行、電話応対など、先輩のサポートを受けながら業務を学んでいきました。

2年目以降は「みどりの窓口」で切符を発売する業務を担当しています。今ではトラブルが起きたときに率先して対応するなど、まとめ役を担うようになりました。

現在は高松駅で勤務していますが、今後キャリアを積んでいくと県外に出る可能性もあります。

(藏元さん)僕は一年目から現在まで駅に設置されているエアコン、券売機や自動改札機、エレベーター、エスカレーターなど設備全般の管理を担当しています。故障した機械の修繕や工事の発注、委託作業のチェックが主な仕事です。

四国内をチームで車移動することも多く、ときには大阪や東京での研修にも参加します。設備の知識を深めつつ、同期とも交流できるのが良い刺激になっていますね。

(佐々木さん)1年目は松山駅で改札や精算業務、電話応対、列車の入換作業(車庫への移動など)を経験しました。その後、高松に異動して研修を受けてから、現在は車掌として勤務しています。ドアの開閉、アナウンス、車内巡回を行いながら、安全な運行を支える仕事ですね。

もともと車掌ひいては運転士を目指して入社したので、今はまだ道半ばです。

やりがいと試練の両輪が力になる

仕事のやりがいを感じる瞬間は?

(納田さん)鉄道の知識がゼロからのスタートだったので、少しずつ覚えていく過程そのものがやりがいでした。特に「マルス」という複雑な切符発売機を一人で扱えるようになったときは、自分の成長を強く実感しました。

自分が必死で勉強したことが役に立って、お客様から直接「ありがとう」と言っていただける瞬間がとても嬉しいです!

納田さん、印象に残っているエピソードがあれば聞かせてください

(納田さん)印象に残っているのは日本で唯一定期運行している、東京駅と香川県高松駅を結ぶ寝台特急列車「サンライズ瀬戸」の切符発売です。

午前10時から一斉に販売が始まりますが、とても人気が高く、数分で完売してしまうんです。その日も発売開始と同時に挑戦し、希望されたお客様の切符を取ることができました。

そのときにお客様にものすごく感謝されて、とても嬉しかったですね。

(藏元さん)普通科出身で知識がなかったぶん、新しいことを学ぶたびに知識が増えて、自分自身の成長を感じています。

どんなときに仕事が面白いと思いますか?

(藏元さん)人間関係の良さが入社の決め手のひとつでしたが、実際に働いてみて実感しています。移動中に先輩と二人で過ごす時間があって、仕事のことだけではなくプライベートの話もできるんです。そうやって少しずつ距離が縮まって、信頼関係が深まっていくのがとても楽しいですね。今では自分が後輩を教える立場にもなりました。

(佐々木さん)駅勤務の頃は、列車の入換や連結作業にやりがいを感じていました。車両ごとに扱い方が違うので、新しい知識を覚えるのは楽しかったですね。また、最初は力仕事が苦手で苦労しましたが、スムーズにできたときは大きなやりがいを感じました。

今は車掌として勤務していますが、お客様を安全に時間通り目的地までお届けできたときは嬉しいですね。今日も無事にお届けすることができたなぁ……っていつも思いを込めて仕事をしています。

では、大変だったことや試練を感じたことは?

(納田さん)念願の「みどりの窓口」に入った当初はとても緊張して……。改札よりも責任が重く、操作を覚えるのは大変でした。特にお盆や年末年始などの繁忙期は長蛇の列ができ、プレッシャーも大きかったです。お急ぎのお客様から厳しい声をいただくこともありました。

(藏元さん)入社当初は、工業高校出身の同期と比べて知識の差がしんどかったです……。道具の名前ひとつとっても分からないことが多く、最初は本当に戸惑いました。そこで「とにかくメモを取る」ことを徹底し、書いて見直してを繰り返しましたね。

(佐々木さん)駅勤務時代は、四国旅客鉄道独自の割引切符や回数券の種類を覚えるのが本当に大変でした。払い戻し方法とかもすべて違うので、資料に付箋を貼って必死で覚えていたんですよ。

車掌としては列車の遅延や運休でお客様にお詫びをしなければならないときが辛いです。台風などは納得していただけますが、車両トラブルなど自社原因のときは厳しい言葉をいただくこともありますね……。

仲間に支えられ、未来を思い描く

仕事にはモチベーションが大切ですよね

(納田さん)高松駅は10代から60代まで幅広い世代が働いていて、とても雰囲気がいい職場です。大変なお客様対応があっても、同僚とのちょっとした会話で気持ちが軽くなることが多いです。この環境が私のモチベーションですね。

最近は後輩も入ってきたので指導したり教えたりする立場にもなりました。

(藏元さん)僕のモチベーションはふたつですね。ひとつは好きなことにお金を使うこと。そのためにしっかり働こうという気持ちが力になります。

もうひとつは、仕事で信頼されること。上司からさまざまな工事を任されたり、ボーナスで成果を評価してもらえたりすると、自分の頑張りを見てくれていると感じられ、大きな励みになりますね。

(佐々木さん)車掌としてわかりやすく案内することを常に考えて行動しています。僕はこの仕事そのものにモチベーションをあげていこうって思っているんですよ。

お客様対応を先回りして工夫できたときの達成感は大きいですし、将来は運転士を目指しているので、そのために日々の経験を積むことが今のやる気につながっています。

今後のキャリアについて教えてください。

(納田さん)後輩から「何を聞いてもこの先輩なら大丈夫」と信頼される存在になりたいです。えっ駅長ですか(笑)……それは少し迷ってますけど、まずは駅業務を極めてから自分のキャリアをゆっくり考えていきたいですね。

(藏元さん)目指しているのは管理者ですね。現場で経験を積みながら、人との信頼関係を築くことを大切にしていき、輪を広げていきたいと思います。

そして同じ年齢の大卒の社員には負けたくないですね。やはり積み重ねてきた4年間がありますので。僕は来年には管理者試験を受ける予定で、ステップアップにも積極的にチャレンジしていきたいです。

(佐々木さん)現在は普通列車メインで乗務していますが、ゆくゆくは特急列車「しおかぜ」や「南風」で車掌として乗務したいと思っています。経験を積むことで担当できるエリアが広がったり増えたりするので。

僕は小さい頃から鉄道が好きで遠くの列車に乗りにいったりもしたので、今はいろいろな地域の景色を見ながら働けて楽しいですね。

未来を選ぶあなたへ、先輩たちからのエール

高校生にメッセージをお願いします。

(納田さん)たくさんの職業の中から選ぶのは迷うと思いますし、就職が決まってからも不安はあると思います。でも実際に入ってみると、先輩方が温かく受け入れてくれるので安心できますよ。不安に負けずがんばってほしいです!

(藏元さん)まずは学生生活をしっかり楽しんでください!そのうえで就職を考えるなら自己分析が大切だと思います。自分の強みや弱みを知ることで、進路の選択肢が自然と絞れてきますし、面接でも役立ちます。性格診断ツールなども活用しながら、自分と向き合うことをおすすめします。

(佐々木さん)自分のやりたいことを見失わないで就職活動してほしいです。僕は、自分のやりたいことと違う道に進んでしまうと長く続かないと思っています。悩むことがあっても、自分のやりたいことを軸に進路を選んでください。

そして高校時代の同級生は大切にしてくださいね。今でも遊んだり話したりすることで刺激や励ましをもらっています。

迷いながらでも、一歩ずつ進んでいこう

今回インタビューした3人は、さまざまな理由で高校卒業後に就職を選びました。
決して迷いや不安がなかったわけではありません。

JR四国では、若手が安心して挑戦し、長く働ける環境があります。
職場の仲間や先輩に支えられながら確実に力をつけ、地域の鉄道を支える存在へと成長しています。

高卒で採用することに不安を感じる企業もあるかもしれません。
しかし、若い世代は吸収力が高く、企業に新しい風も吹き込んでくれるでしょう。

彼らの成長を信じて支えることは、組織の活性化や地域の発展にもつながっていくでしょう

【企業情報】
会社名:四国旅客鉄道株式会社
設立:1987年4月1日
従業員数:2,010人(2025年4月現在)
業種:旅客鉄道事業、旅行業、その他関連事業

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