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高校生の縁故就職 実態は? メリット・デメリットを解説

2022年02月15日

近年では人手不足を解消するため、積極的に高卒採用を行う企業が増えています。そのなかで、縁故採用を考えることもあるでしょう。では、企業が縁故採用を行うとき、どのような点に注意しておくべきでしょうか。この記事では、採用方法の種類についてふれながら、企業における縁故採用のメリットとデメリット、注意点について解説していきます。


1、高卒採用の種類

高卒採用では、学校斡旋が多くを占めていますが、縁故就職も少なからずあります。また、自己開拓といった方法など、大卒採用とは違い複数の採用方法があることを理解しておきましょう。それぞれどのような採用なのか、詳しく見ていきます。

縁故就職とは

縁故就職とは、社員や親族、知人といった縁がある方に頼る就職、採用の方法です。

たとえば、自社の社長が懇意にしている友人の子息を採用する、社員の後輩を採用するといったケースがそれにあたります。会社関係者が就職を希望する本人と面識、関係がある場合、事前に人柄を把握できているため安心して採用できるメリットがあります。

また、本人とはあまり面識がなくても、信頼している血縁者や知人からの紹介であれば、身元もはっきりしているため安心です。

 

学校斡旋とは

学校斡旋とは、学校が主体となり生徒へ進路指導を行い、本人の希望や適性などを把握したうえで企業に斡旋する方法です。高卒採用、高卒就職における9割以上が学校斡旋です。

学校斡旋を行っている学校であれば、生徒は企業がハローワークに登録した求人票を学校で閲覧できます。担任や進路指導の教師に相談しつつ、就職先を決められるのです。

学校斡旋には1人1社制のルールがあります。高卒採用ならではの独特なルールであり、生徒は1人1社にしか応募ができません。大学生が行う就活のように、複数社へのエントリーを同時期に行えないのです。

なお、学校斡旋で高校生を採用する場合、生徒の履歴書は学校から送られてきます。企業の担当者は、受け取った履歴書を確認したうえで面接を実施し、採用の可否も学校へ通知します。これも学校斡旋による採用の大きな特徴といえるでしょう。

併せて読みたい:高卒採用の「一人一社制」ってどんなルールなの?

 

自己開拓とは

自己開拓とは、就職希望の高校生が自ら就職先を探すことです。学校からの斡旋や縁故就職でもなく、自身で求人情報誌や求人サイトを利用し、就職先を見つけます。

自己開拓であれば、生徒は自由な就職活動を展開できます。学校斡旋のように校内選考が行われるわけでもなく、高校生を採用している企業であれば自由に応募、面接を受けられるのがメリットです。

従来の高卒就職、高卒採用といえば学校斡旋が一般的でしたが、現在では様子が変化しています。インターネットが普及し、誰もが容易にさまざまな情報を入手できる時代となったため、自己開拓で就職先を見つけようとする生徒が増えました。

学校斡旋や縁故採用とは違い、本人の適性や人柄、身元などがよくわからないため、企業にとって不安要素になることもあるでしょう。そのため、学校斡旋や縁故採用のとき以上に、慎重な選考が求められます。


2、高校生の縁故就職(縁故採用)の特徴

縁故就職の割合こそ少ないですが、人柄や身元がはっきりしており、安心感をもって採用に臨める縁故就職は、採用方法として見直されつつあります。もし、今後縁故採用を検討しているのなら、どのようなメリット、デメリットがあるのかを正しく理解しておきましょう。

企業にとってのメリット

企業側のメリットとして、採用コストの削減が挙げられます。人材採用にあたり、求人サイトや求人情報誌などに広告を出稿すればコストが発生します。また、たくさん送られてくる履歴書のチェック、面接といった時間コストの発生も軽視はできません。

縁故採用であれば、これらのコストを大幅に削減できます。コストのかかる採用活動を行わずにすみ、選考の手間も発生しません。採用担当者の負担軽減も実現できるでしょう。

また、早期離職を回避しやすいメリットもあります。時間とコストを費やして獲得した人材が、早期に離職してしまい頭を抱える企業は少なくありません。早期離職されると、再度採用活動を行う必要があり、さらに手間とコストがかかります。

縁故採用の場合、就職希望者は紹介してくれた人から仕事内容や職場の雰囲気などを聞かされていることが多く、比較的スムーズになじんでもらえるというメリットがあります。また、紹介してくれた人の顔を潰すことになるため、早期離職はしないと考える方が多いのです。

 

企業にとってのデメリット

縁故採用は、いわゆるコネを使った採用であるため、社内に不公平感が蔓延してしまうおそれがあります。苦労してやっと内定を勝ち取った社員からすれば、縁故で苦労なく採用された人に対し不満を抱いても不思議ではないでしょう。

不公平と感じる社員が多くなれば、社内の雰囲気が悪くなるかもしれません。縁故採用された人に対して風当たりが強くなる、人間関係が悪化し業務に影響が生じる、といったリスクも考えられます。

また、血縁者や知人からの紹介であるため、不採用にしづらいのもデメリットです。懇意にしている方から「よろしくお願いします」と頭を下げられて紹介された場合、簡単に不採用とはできないでしょう。

不採用にしづらく結果的に採用したものの、自社にまったくマッチしない人材だった、といったことにもなりかねません。完全なミスマッチであっても、縁故採用であれば簡単に解雇するのも難しいなど、紹介だからこそのデメリットがあります。


3、企業が縁故採用を行う場合の注意点

縁故採用を行う際には、注意点を踏まえたうえで取り組みましょう。採用コストや担当者の工数削減、負担軽減などさまざまなメリットを得られるだけでなく、社員の納得も得られます。

公平性を保つルールを定める

社内に不信感が蔓延しないよう、企業側は配慮しなくてはなりません。通常の就職活動で入社した社員に対し、縁故採用の必要性や目的などをきちんと周知できれば、不信感を払拭できるでしょう。

たとえば、採用コストがどんどん高くなっており組織の経営を圧迫している、コストを少しでも下げるために縁故採用に取り組んでいる、といった具合です。縁故採用にいたった経緯をきちんと説明し、納得できる内容であれば不信感の蔓延や反発を回避できます。

また、縁故採用した人材に対し、特別な待遇を与えないのも大切なポイントです。本人に対しての風当たりが強くなってしまえば、早期離職を招くおそれがあります。不公平感が広がり、社員のモチベーションも低下してしまう可能性があるため、とくに注意しましょう。

特別待遇を与えるのなら、理由を明確にする必要があります。誰ももっていないスキルを有している、特定領域における知識が素晴らしいなど、社員が納得できる理由を提示しましょう。

 

他の採用方法と併用する

縁故採用のみでは、人材を安定して確保できません。コストや工数削減を実現できるなど、メリットはありますが、あくまで補助的な採用方法と認識しておきましょう。学校斡旋や自己開拓を中心に採用活動を展開し、それでも人材が足りないときに縁故採用も行う、といった具合です。

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4、まとめ

縁故採用には、採用コストや担当者の負担軽減、身元や人柄を事前に把握できるなどのメリットがあります。一方で、不公平感が生まれやすい、ミスマッチが生じる可能性があるなどデメリットもあるため、慎重に行いましょう。縁故採用を行うのなら、不公平感が生まれないような対策が必要であり、安定して人材を確保できる他の方法との併用も必要です。本記事で紹介した、支援サービスの利用も検討してみましょう。

 

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