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リファラル採用とは? 新卒で活用するメリットと成功のポイント

2021年11月16日

昨今の日本では労働人口の減少に伴う人材不足に加え、働き方の変化から早期退職者も増加するなど、人材の確保が難しくなっています。また、企業にとって、特に新卒で入社した社員の定着は人材育成の観点から見ても重要な課題なのではないでしょうか。今回は、高い定着率が期待できるリファラル採用のメリットや特徴、注意点などを紹介します。

 

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1、リファラル採用とは?

リファラル採用は欧米企業で始まり、近年は日本でも注目されている採用方法です。ここでは、リファラル採用の意味や注目されている理由について紹介します。

社員に人材を「紹介」してもらう採用手法

「リファラル」は「推薦」や「紹介」という意味の言葉で、リファラル採用では社員が知り合いや友人を企業に紹介し、選考を行います。在籍中の社員が紹介をするため、業務内容や社風を事前に正しく伝えることができ、入社後のギャップやミスマッチが少なくなるといった特長があります。また、「紹介」という手法で似ているのが、日本に古くから存在する「コネ採用」や「縁故採用」です。リファラル採用と上記の違いは、採用対象が血縁者中心であるかどうかという点にあります。コネ採用の対象は企業のトップと血縁関係にある人が多く、話があがった時点で入社が確定している場合がほとんどです。それに対して、リファラル採用は社員なら誰でも自由に紹介することができ、通常の採用と同等の選考が行われます。日本では注目され始めたばかりですが、アメリカではすでにメジャーな採用手法として、重要な役割を果たしています。

 

なぜリファラル採用が注目されているのか

リファラル採用は2015年頃から日本でも注目され始めましたが、その根底には労働人口の減少に伴い、人材確保が困難になっている事情があります。また、かつての終身雇用制が崩れ、社会全体の働き方が変わった今は、人材も流動的になりつつあります。会社を簡単に辞められるということは少しのミスマッチでも早期離職がしやすいということを意味し、多くの企業の共通課題でもありました。リファラル採用はミスマッチを減らす効果が期待できるため企業の注目を集め、現在は続々と取り入れられています。


2、リファラル採用を新卒で活用するメリット

次に、新卒採用にリファラル採用を活用する際のメリットを紹介します。新卒採用の場合、紹介者は学校のOBやOGとなる場合も多く、中途採用とはまた違ったメリットもあります。

入社後のミスマッチを防止できる

まず、リファラル採用は現役で働いている社員からの紹介で行われるため、入社後のミスマッチが起こりにくいというメリットがあります。新卒採用の場合、企業側は専用のサイトや会社説明会を活用し説明に努めますが、社員が生の情報を伝える方がより会社を正しく認識する機会になりえます。また、入社後も始めから知り合いがいる状態であるため、新しい環境でも不安な気持ちが低減し、会社への馴染みやすさも変わると考えられます。

 

採用コストを削減できる

リファラル採用は求職者が応募する形式ではないため、通常の採用フローでかかる費用が抑えられるというメリットがあります。企業が採用にかけている主なコストとしては、求人広告の掲載費用や会社説明会の費用、人材紹介サービスの仲介手数料などが挙げられます。リファラル採用を積極的に活用することはこれらの費用抑制に直結する上、紹介を挟むことで選考ステップの簡略化にもつながり、その分の費用も抑えることが可能です。

 

エンゲージメントの高い社員を確保できる

新卒採用においてリファラル採用を活用する場合、新卒内定者が次の年に就職活動をする後輩や友人に会社の紹介をするケースが多いと考えられます。その際、事業の将来性やビジョンを語ることで、紹介する側とされる側の双方が組織を魅力に感じる効果が期待できます。


3、リファラル採用時の注意点

次に、リファラル採用を取り入れる際の注意点を紹介します。知り合いを紹介するという性質上、人事側でケアすべき点は事前に網羅し、円満な採用活動を行いましょう。

紹介する側とされた側の人間関係をフォローする

まず、リファラル採用はあくまで「紹介」であり、採用を約束するものではないため、不採用の場合は丁寧なフォローが必要です。さらに、社員と紹介者双方が不採用の場合もあること等を正しく認識できていない場合には、気まずくなるなど、人間関係の悪化も懸念されます。企業側は事前に説明の場を設け、十分に理解してもらうことを心がけましょう。また、採用後も適切な人員配置が行われなかった場合には、知人同士でのグループ化や、同時退職の検討をされる可能性もあります。

 

人材が同質化してしまう恐れがある

リファラル採用では社員の知人を紹介するためミスマッチが少ないというメリットを挙げましたが、人材の同質化には気を付けるべきです。特に新卒採用でリファラル採用を活用する場合、大学の同じ学部やサークルの仲間ばかりが集まり、人材に偏りが生まれる可能性があります。これを防ぐために、企業側は社風に合うかという点に固執するのではなく、多様な人材を確保できるよう様々な観点からバランスを考えて採用することが必要です。

 

社員が会社を正しく理解しているかが重要である

リファラル採用は入口が社員の紹介であるために、紹介する側の企業理解度も重要です。自社の特徴や強み、社風などを理解していない場合、上手く伝えることができずミスマッチにつながる可能性があります。また、入社後の労働環境や残業時間等、個人の認識によって印象が変わるものに対しても注意が必要です。この点に関しては、企業側が面談等の機会に客観的な視点で説明をする等、個々の需要に応じたフォローが必要であると考えられます。

併せて読みたい:ホワイト企業の定義と特徴とは? 求職者に選ばれる企業になるために

外部リンク:【お役立ち資料】なぜ成長企業は「新卒採用」を行っているのか?

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4、リファラル採用の成功事例を紹介

次は、実際にリファラル採用を活用し、成功している事例を紹介します。誰もが知っている大企業もリファラル採用に注目し、独自の施策と合わせて社員への働きかけを行っています。

事例①メルカリ

リファラル採用が成功している企業の一つに、フリーマーケットアプリで有名なメルカリがあります。メルカリは自社の社員に対して「いい人がいたら会社に紹介してください」という声掛けを日頃から行い、社員の約6割がリファラル採用を通して入社しています。採用を目的とした会食の経費は全額会社負担となり、報告もメールで3行程度の簡潔なものであるなど、紹介する社員の負担軽減に努め、採用につながる会食のハードルを低くすることを意識しています。

また、「DrinkMeetup」という少人数の社内外交流イベントを始めとした様々な施策が、同社のリファラル採用での高い入社率に貢献しています。

事例②freee

クラウド型会計ソフトでトップシェアを誇るfreeeは、会社に友人を呼ぶハードルを下げるために「お弁当制度」を生み出し、社員と候補者の垣根を取り除いたコミュニケーションの場を設定しています。freeeのことをより深く知ってもらうと同時に、会計や人事労務のサービスという固いイメージを崩す目的としても、「外食ではなく、あえて社内に呼んでください」という趣旨の制度にしています。

また、同社では採用の重要性を正しく伝えるために、社内ネットワークでの配信や、全社ミーティングの活用、代表自らリファラル採用の依頼を行う等、社員へ働きかける施策も積極的に行っています。

事例③串カツ田中ホールディングス

串カツ田中ホールディングスは、直営店とフランチャイズ店を合わせて国内に255店舗と、海外にも2店舗展開しています。事業拡大速度の加速と採用人数の増加に伴い、人材獲得のためのコストと離職率の高さが大きな企業リスクとなっていました。リファラル採用については、会社側から一方的に「紹介して」と伝えるのではなく、社長自ら現状の採用課題を説明し、「リファラル採用で離職率と採用コストを下げ、浮いた採用費を社員に還元する」等、福利厚生を充実させました。このように、社員が友人を紹介しやすい環境を作りあげ、様々な具体的施策の組み合わせによって離職というリスクの低減に成功しています。


5、まとめ

リファラル採用は、上手く活用することで社風に合った人材を確保することにつながり、採用コストを抑えることもできる、メリットの多い採用手法です。しかし同時に、不採用時の人間関係の悪化や人材の同質化が懸念される場合もあり、企業側で行う対策やフォローも重要となります。リファラル採用が成功している企業の多くは独自の施策を編み出し、社員への認知活動も含めて企業努力に努めています。外部の人に会社のことを正しく理解してもらうためには、何よりもまず紹介者となる社員に事業への理解を深めてもらうことが重要となるでしょう。

 

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