採用動画のメリットや効果とは? 採用を成功させた事例も紹介 | 記事一覧 | 高卒採用Lab 高校生採用を科学する

採用動画のメリットや効果とは? 採用を成功させた事例も紹介

昨今の求人市場では、企業が動画でアピールをする「採用動画」が多く取り入れられていて、もはや企業にとっては必要不可欠なものになりつつあります。

採用動画を用意したいけれど、どのようにしたらよいのか分からないという方に向けて、動画の種類や依頼する際のポイントについても解説します。


1、採用動画とは

採用動画とは、企業が人材を集めるために業務内容や仕事の風景、自社の魅力などを動画にまとめたものです。文章や写真だけでは伝わらない職場の雰囲気などを感じ、働きたいと思ってもらうことが採用動画の目的です。

就職を望む候補者が企業を選ぶ際に、以前であれば紙媒体のパンフレットや資料で内容を判断していましたが、現代では企業のホームページから口コミまで、すべてがインターネットで見られる時代になりました。多くの候補者が、自社に興味を持ってくれるような採用動画を用意することができれば、優秀な人材を確保できる確率も上がるでしょう。

採用動画にもいくつか種類がありますが、その一例をご紹介します。

ブランディング動画
企業のビジョンやイメージカラーなどに合わせて直感的にコンセプトを伝える、いわば企業のイメージビデオと言えます。就労に関する細かい説明などではなく、自社のブランドイメージを伝えるための動画です。

紹介動画
就活生に向けてプレゼンテーション形式で自社の概要や、職場環境などを伝える動画です。パワーポイントやグラフを利用してプレゼンをしたり、業務中の職場の様子を流したりして就活生が知りたいと思う内容に仕上げます。

インタビュー動画
代表者や従業員にインタビューをして、動画にまとめたものです。具体的にどういった仕事をしているのかを説明したり、既存の従業員が感じているやりがいなども伝えたりすることができます。実際に働いている人を見るとそれだけで親近感がわき、就活生の不安を取り除く材料にもなります。

1種類だけでなく、複数の動画を用意すれば届けられる情報量も多くなり、より効果的でしょう。

2、採用動画のメリットと期待できる効果

採用動画を作ることによって、企業と就活生の双方に多くのメリットが生まれます。以下で詳しく解説します。

アピール内容を伝えやすい

動画の最大の特徴は、映像・音声・文字(テロップなど)が、まとめてひとつの情報として打ち出せる点です。短い時間のなかで文字数の多い資料を黙読してもらうよりも、同じ内容を音声と映像も使い説明すれば、はるかに理解しやすいと言えます。

言葉や写真では伝えきれないような空気感が伝わりやすいのも動画の利点です。例えば、アットホームな職場です、と説明文を書いたとしても、実際の雰囲気は動画でないと伝わりにくいでしょう。

多くの候補者に追加コストなく見せられる

動画は、一度制作すれば何度でも繰り返し使用することができるので長期的なコストパフォーマンスはよいと言えるでしょう。
特に自社の基本的な概要などについては、繰り返し同じ内容を従業員が説明しなくても、動画で確認してもらうようにすれば人的なコストの削減にも繋がります。

また、地方で説明会を開催したいと考えた場合、交通費や会場費などのコストがかかりますが、採用動画を用意すれば説明会に近いクオリティを届けることができるので、移動することがなく全国へアピールできます。これまでよりも多くの候補者へ企業情報を届けられるので採用活動の成果も高まるでしょう。

マッチングの精度を高められる

長い時間をかけて採用したのにすぐに離職してしまう、というのは企業側、候補者側の双方にとって時間の無駄にもなってしまいます。候補者は動画で詳しい情報を得られることで、共に働く人物のイメージがつかめたり、その職場で働く自身を想像しやすくなったりします。それによって、実際に入社してから「思っていたのと違った・・・」というようなミスマッチを減らすことができます。

動画をよく見て、自社に深い興味を持ってくれる候補者は企業にとっても欲しい人材である可能性が高いでしょう。こうした観点からも望ましい人材とマッチしやすいと言えます。

3、採用動画制作のポイント

採用動画を制作するにあたっては、専門の制作会社に依頼するケースが多いですが、その際のポイントがいくつかあります。しっかりポイントを押さえておかないと納得のいく動画が完成しない場合があります。以下で詳しく解説します。

まず「自己分析」を行う

発注するにあたって、発注者(企業)自身のイメージが固まっていなければ、どのようなイメージに仕上げて欲しいかを正確に伝えることができません。
自社のアピールポイントは何か、現在どのようなコンセプトに基づいてどのような人材を求めているのかを、徹底的に洗い出しましょう。

そしてその内容は、発注を担当する者だけでなく社内全体に周知させましょう。採用動画には社員が登場することも多くあるので、どのようなコンセプトでの動画なのかを社員全員が理解しておく必要があるからです。

採用動画の目的とターゲットを明確化する

コンセプトが決まったら、次は具体的な目的を決めます。採用動画を作ってどのような効果を得たいかを考えると方向性が見えてくるでしょう。
前項で解説したように動画にもさまざまな種類があるので、どんな人にどんな動画を届けたいのか、いわゆる「ペルソナ」を決めて、そこにマッチする動画にする必要があります。

自社のイメージアップや認知度を上げいならブランディング動画、ミスマッチを無くし社風に合う人材を確保したいならインタビュー動画が効果的と言えます。さらに、ターゲット層がいかに興味を持って見てくれるか、というのも重要なポイントです。

例えば、採用希望を新卒の人材に絞った場合には候補者は若い年齢層となります。その場合は動画内で流す音楽をアップテンポのものにする、動画全体をポップで明るい雰囲気にするなど、ペルソナに合わせた内容で制作を依頼するとよいでしょう。

伝え方を意識する

採用動画が完成したら、その動画をどのように候補者へ届けるかを考える必要があります。目的やペルソナに最も合う場所を選んで公開すると、より一層の効果が得られるでしょう。

企業が採用動画を公開する主な場所と言えば、自社のホームページ・採用専門のサイト・動画サイトなどがあげられます。特に昨今人気と言えるのがYouTubeに動画をアップすることです。学生や就職を希望している人がYouTubeで企業名を検索することも多く、現在すでに多数の企業が紹介動画や採用動画をアップしています。

サイトごとに、画面の対比や適応できるデータ量などが決まっているので、アップしたいサイトに合わせて制作会社に容量や長さなどを調整してもらいましょう。


4、採用動画活用の事例

実際に採用動画の活用で採用率が飛躍的に上がった企業についてご紹介します。

大阪を拠点に飲食店事業を展開する「株式会社一門会様」では若手の人材確保のため、これまでも近隣の高校に求人情報を提供するなどの高卒採用を行ってきました。しかし、以前の採用者は2、3名と多い数字ではありませんでした。
そこで、「ジョブドラフト」での求人活動を導入することに。(ジョブドラフトとは高校生の新卒採用をトータルでサポートするサービスです。)

高校生にも見てもらえるような採用動画を用意し、自社サイトに掲載したり、学校訪問の際に視聴してもらったりして効果的にアピールをしました。その結果、23名もの採用に繋がったという実績があります。

実は、株式会社一門会様は、大阪に13店舗を構える「串かつ だるま」を運営する老舗の串かつ店です。馴染みのある店舗名と社名が違うので、求人票の文字だけでは瞬時には分かりにくいのですが、採用動画では店舗の賑わった楽しそうな様子などを見せることで、ここで働いてみたいというモチベーションを上げることに成功したと言えるでしょう。

5、まとめ

採用動画は、日々さまざまな動画に触れている若い世代に対しては特に内容が届きやすいと言えます。

インターネットでまず社名を検索してみよう、と思った時にインパクトのある動画が掲載されていれば興味を持ってくれる候補者が増えることは間違いありません。

自社のイメージ向上や採用時のミスマッチを無くすためにも、しっかりと伝えたいことや方向性が見える動画を用意できるかが重要なポイントになります。動画を活用してどのようなことをしたいのかを、よく検討してから制作をするとよいでしょう。

高卒採用ラボでは、高卒採用【高卒採用がはじめてのかたへ】を考えている企業のための情報メディアです。 独自の調査結果や高卒採用のノウハウ、企業の採用担当者からのインタビューなどあらゆる視点から「高校生の採用」を実施する企業へ価値ある情報を提供します。

基本ルールが理解できる! 高卒採用初心者向け無料セミナーはこちら

お役立ち資料のダウンロードをご希望の方は下記フォームに入力の上、ダウンロードボタンを押してください。

先ほどの画面から「記事を印刷する」ボタンを押して、印刷設定を開いてください

Chrome、Firefoxの方
Chrome
「送信先(Firefoxの方はプリンター)」のプルダウンから「PDFに保存」を選択して「保存」を押してください
Safariの方
Safari
印刷設定画面下部のプルダウンから「PDFとして保存」を選択して「保存」を押してください
Edgeの方
Edge
「プリンター」のプルダウンから「PDFとして保存」を選択して「保存」を押してください