【SNSを活用した採用】ソーシャルリクルーティングとは
ソーシャルリクルーティングという採用手法をご存知ですか。
FacebookやTwitterなどのSNSを利用して採用活動をすることを「ソーシャルリクルーティング」といいます。これまでの採用活動は、求人媒体に情報を掲載したり、自社の採用サイトを作成したりすることが一般的でしたが、SNSの普及により、「ソーシャルリクルーティング」を新たな採用手法として導入を検討している担当者様も多いのではないでしょうか。そこで今回は、ソーシャルリクルーティングのメリットやデメリット、導入の手順、実際にソーシャルリクルーティングを導入されている企業の事例をご紹介致します。
目次
1.ソーシャルリクルーティングとは
2.メリットとデメリットについて
3.国内主要のSNS
4.導入の手順について
5.SNSを活用した採用活動の事例
6.ソーシャルリクルーティングの導入事例
7.まとめ
1.ソーシャルリクルーティングとは
ソーシャルリクルーティングとは、SNSを活用した採用手法のことです。つい最近までSNSは若い世代を中心に利用されてきましたが、SNSを使うことが当たり前になりつつある今日、幅広い年代で登録・利用が増加傾向にあります。日本におけるSNS利用率を調査したところ2020年末時点で80%にまで増加する見込みとなりました。(出展:CreatorZineニュース)
今後もSNS利用者は増加が見込まれており幅広い世代で ”より身近” なツールとなる「SNS」を活用することで採用の幅を広げることも期待できます。
2.メリットとデメリットについて
<メリット>
採用コストを抑えられる
ほとんどのSNSが初期費用をかけずに始められる事が一番のメリットといえます。そして、新たに採用サイトを作ったり、求人媒体に掲載するよりも低コストに運用できます。
転職希望者と気軽にやり取りができること、それに伴いミスマッチが軽減される
メッセージ機能を活用して転職希望者と気軽にメッセージのやり取りができます。転職希望者からすると普段から使い慣れているSNSでやり取りすることで負担になりにくい部分もメリットです。
転職希望者の人柄やポテンシャルを確認できる場合もある
転職希望者のSNSページを覗く事で履歴書からは確認できない、その人の生活スタイルや人柄、ポテンシャルを垣間見ることもできるかもしれません。
潜在層へのアプローチも可能
転職を決めた人が転職サイトに登録して情報収集する流れが一般的ですが、普段から利用しているSNSで転職情報を目にすることで、転職をあまり考えていない層にもアプローチすることできます。
シェアされることにより情報拡散が期待できる
多くのSNSには、「いいな」と思った投稿をシェアする機能が備わっています。採用情報を拡散してもらうことでより多くの人の目に触れる機会があります。
社員の様子や社内の雰囲気など見えずらい魅力を伝えることができること
社内の普段の様子をSNSに投稿する企業も多数存在します。飾らない普段の様子を伝えることで、求人票や採用サイトでは伝えきれない企業の魅力を発信できます。
<デメリット>
短期間で結果が出にくいため、気長に運用する必要がある
サイトを運用してすぐに採用成功に至るのは稀なケース。気長に運用して会社のファンを作っていくことがSNSを活用した採用でまず一番に大切なことです。
情報漏洩や炎上のリスクがある
誰でも簡単に情報を「発信することができる」「拡散することができる」ことから、情報流出のリスクを理解し対策をしておきましょう。
3.国内主要のSNSについて
ソーシャルリクルーティングを始める際は、採用したいと考えている層とSNS利用層を照らし合わせてから自社にあったSNSアカウントを開設、運用する必要があります。国内の代表的なSNSとそれぞれの特徴を下記にまとめました。(出展:2020年8月更新! 12のソーシャルメディア最新動向データまとめ)
即戦力の中途採用におすすめ!
Face book<月間アクティブユーザー数 2,600万人>
利用層は、大体30代~60代までで若者の利用はそれほど高くありません。友達と繋がるのはもちろん社内の人や取引先の担当者とつながるケースも多く、ビジネスで活用させている人も多く存在します。Facebookは、実名で登録することが最大の特徴です。詳細な内容を知ることができることや、届けたい情報を最適な人へ届ける機能にも優れています。
幅広い世代にアプローチしたいなら!
LINE<月間アクティブユーザー数 8,400万人>
メールより手軽にやり取りができ、無料通話もできることなどから、アクティブユーザー数が驚異的です。10代~50代、60代まで幅広い世代で利用されています。ラインには、メルマガのようなメッセージ配信とタイムラインでの投稿の2種類がありそれぞれに広告枠があり企業ごとに活用法も様々です。
若手のポテンシャル採用(新卒採用・中途)をしたいなら!
Twitter<月間アクティブユーザー数 4,500万人>
10代・20代の若年層(主に男性)を中心に支持されているSNSです。フォロワーに情報が届けられるのはもちろん、リツイート機能により拡散され全く知らな人にも情報が届きやすい事が特徴です。どちらかというと投稿内容の質よりも量を重視することで、露出機会を増えてインプレッション数が高くなります。ただし、投稿する曜日や時間帯を意識することがたくさんの方に見てもらうカギとなります。
第二新卒を採用したいなら!
Instagram<月間アクティブユーザー数 3,300万人>
ほんの少し前までは、10代・20代の若者(主に女性)に支持されてきました、今となっては男女の差も減り、30代のユーザーも増えてきました、国内でいま最も成長しているSNSです。
写真+テキストで投稿するのが一般で、素敵な写真を撮ろうと「映え」を意識した投稿も数年前から人気です。また、ハッシュタグをつける風潮がInstagramには根づいています。
ストーリーズの登場で気軽に写真を上げられるようになったり、リール機能の登場でインスタ内で「動画」をより楽しめるようになりました。
時代の波に乗って今後活用していきたい!
YouTube<月間アクティブユーザー数 6,200万人>
YouTubeは、10代から50代まで幅広い層で利用されています。2020年の春から商業的なサービスが始まった「5G」。高速化や大容量化などで、日常生活や企業活動が大きく変わっていくことが期待されています。手軽に誰でも動画を楽しめる環境となるため、今後期待できるかもしれません。
4.導入の手順について
前述したとおり、それぞれSNSには特徴があります。社内で採用したい人物像の設定を終えたら、その人物像と照らし合わせて活用するSNSを決定しましょう。
アカウントの開設が出来たら運用開始です。運用の仕方としては、コンテンツの配信を地道に続けていくこと、スカウトのメッセージを送ること、LIVE配信を行うことなどやり方は様々です。デメリットの部分でご説明しましたが、すぐに結果が出にくいのがソーシャルリクルーティングです。運用を続けていくことで、企業のブランディング、信頼性にもつながるので焦らずゆっくり、情報発信や求職者とのコミュニケーションを図っていきましょう。
5.SNSを活用した採用活動の事例
①社内の情報発信(ブランディング・広報)
②採用情報の広告配信
③企業説明会のLIVE配信
④スカウトメッセージの送信
⑤コンテンツの配信
⑥求人募集の拡散・面接の日程調整
⑦面接
6.ソーシャルリクルーティングの導入事例
SNSで人材を募集している事例のご紹介です。#人材募集 などハッシュタグをつけることでハッシュタグ検索をしてもらうことで多くの人の目に留まります。また「拡散希望」など本文に入れておくことで、投稿内容をいいなと思った人、応援したいなと思った人がその投稿を再投稿してくれることで情報が拡散されていきます。
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— 映画.com (@eigacom) November 10, 2020
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7.まとめ
これまでご説明した通り、初めは結果が出にくい「ソーシャルリクルーティング」ですが、採用コストを抑えたい中小企業には特におすすめします。若い世代を中心に使われていたSNSは、スマートフォンの普及に伴い、今では60代の方まで幅広い世代で利用されています。始める際は、SNSの特徴を理解したうえでアカウントを開設しましょう。
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