高卒採用スケジュールの後ろ倒しが決定。 2021卒の高卒採用を成功させる為に、人事はどう動いていくべきか? | 記事一覧 | 高卒採用Lab 高校生採用を科学する

高卒採用スケジュールの後ろ倒しが決定。 2021卒の高卒採用を成功させる為に、人事はどう動いていくべきか?

2020年7月1日、2021卒の高卒採用が解禁となりました。今年度は新型コロナウイルス感染症の影響で、地方の高校を中心に解禁初日に届く求人の数が大幅に減少し、不安を抱えている先生・高校生が多い状況となっています。一方企業の採用担当者様におかれましても、今後の見通しが立たず、課題感を抱えている方も多いのではないでしょうか。

本記事では、2021卒の高卒採用において、例年との違いを比較しながら「今」人事担当の方がやるべきポイントについて見ていきます。こちらの記事が、少しでも貴社の採用活動の一助となりましたら幸いです。

目次

(1)選考解禁の1カ月後ろ倒しが決定。学校現場の現状は?
(2)新型コロナウイルスによる、2021卒高卒採用への影響は?
(3)例年の高卒採用と何が違う?2021卒の採用を成功させるポイント
(4)まとめ

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(1)選考解禁の1カ月後ろ倒しが決定。学校現場の現状は?

新型コロナウイルスは雇用にも大きな影響を及ぼしており、毎年7月解禁となる高卒採用についても例外ではありません。3月~5月にかけての休校の影響により、就職活動の指導やキャリア教育が遅れているケースも多く、例年7月~8月の夏休みに実施をしていた職場見学も授業優先でなかなか実施できないのではないかと、学校現場からは多くの不安の声が挙がっています。そのような中で、6月には「2021卒高卒採用の選考解禁が1カ月後ろ倒し」となることが厚生労働省より発表されました。例年、応募解禁は9月上旬、選考解禁が9月中旬というスケジュールで動いていましたが、2021卒に関しては【応募解禁が10月6日、選考解禁が10月16日】というスケジュールで動いていきます。

この決定に対し、学校現場からは「“空白の2カ月”により、就職活動の指導ができていなかったのでスケジュール後ろ倒しは安心」「夏休みも授業を実施する為、職場見学の日程調整が難航しそうである」「定期考査と選考が被ってしまうのではないか」「一次試験で不合格になってしまった場合、ずるずると後ろ倒しになってしまいそう」等、様々な声が寄せられています。

(2)新型コロナウイルスによる、2021卒高卒採用への影響は?

一方で、今年度高卒採用を実施しようとしている企業にとっては、withコロナ時代の高卒採用をどのように乗り越えていけばいいのか、大きな不安を抱えている方も多いことでしょう。弊社が2020年5月11日~12日にかけて、全国の新卒採用担当者に対して実施したアンケート調査で「新型コロナが採用計画にどのように影響しているか」をヒアリングしました。

新型コロナウイルスの高卒採用への影響は、第1位が「採用スケジュールの見込みが立たない・後ろ倒しになっている」が49.2%、第2位が「合同説明会など、採用イベントへの参加ができない」46.7%、「高卒採用数の予定が立てられない状態となっている」が36.9%で、「採用数の縮小の検討」は26.2%でした。

このように、先の見えない状態で採用活動を進めないといけない事に対する不安が多いことが分かりました。本記事では、そんな人事担当の方へ向けて、withコロナ時代の高卒採用を成功させる為のポイントを、例年の採用活動と比較しながら紐解いていきます。

(3)例年の高卒採用と何が違う?2021卒の採用を成功させるポイント

まず、2021卒の高卒採用について、これまでの採用活動とどのように異なるのかを確認していきましょう。

①ハローワークでの求人説明会

例年は基本的に参加が義務付けられていましたが、今年度は中止となるハローワークがほとんど。郵送で求人申し込みの為の書類が送らてきて、それを提出する流れです。

② 高校への求人票発送

こちらは例年よりも【強化】すべきポイントです。なぜなら、学校現場では新型コロナの影響により、これまでのような求人数を確保できないのではないかと不安に思っている為です。また、例年以上に、高校卒業後に就職という道を選ぶ生徒が増えることも予想されるので、「自社が今年も積極的に採用活動をする」ことを1校でも多くの高校へ伝えていきましょう。

③高校への訪問活動

こちらは学校によって判断が異なるため注意が必要です。せっかく訪問をしても対面での求人紹介を断っている学校もありますので、もし直接訪問をして挨拶をしたい高校がある場合は、事前に必ず連絡を入れて、訪問の可否を確認することが重要です。

④ハローワーク主催の合同企業説明会

多くのハローワークで、2021卒の合同説明会は中止となっています。しかし、合同企業説明会は高校生へ直接アプローチできる貴重な機会ですので、民間企業が主催するイベントをうまく活用していくこともポイントです。

⑤夏休みの職場見学

例年7月、8月をメインに実施されていた職場見学会ですが、休校の影響により多くの高校で夏休みが短縮されることが予測されます。また、第二波の影響がどうなっているかによって高校側・企業側の動き方も変わってくるでしょう。今年は選考スケジュールが後ろ倒しになることも決定しているので、9月中の職場見学受け入れが必要になってくるケースも出てくるでしょう。企業側に求められるのは、様々な変更に対応できる柔軟な体制づくり、かつ、対面で実施する場合、どのようにコロナウイルス対策を行うのかを今の時点から考え、準備をしておくことです。

⑥10月以降の選考活動

従来であれば9月解禁の選考活動が、今年は10月解禁へと後ろ倒しが決定しました。また、休校の影響により例年とは異なる時期に定期考査が実施されることも考えられます。今後も常に状況が変化していきますので、学校側・高校生側の状況を考慮した柔軟な対応が企業には求められます。もしもの時に備え、オンラインで選考活動を実施できる準備を進めておくと安心です。

(4)まとめ

新型コロナの影響で、高卒採用にも様々な影響が出ています。しかし、この状況の中で一番不安を抱えているのは就職活動を進めていく高校生本人です。高校生の心情をくみ取り、どうすれば安心して採用活動をしてもらえるか、希望を持ってもらえるかを考えながら柔軟な対応をしていくことが、今年の採用活動で最も求められることなのではないでしょうか。

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