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高卒3年以内の早期離職率は、39.2%【平成28年卒版 新規学卒就職者の離職状況】

2019年11月06日

厚生労働省が、このほど、平成28年3月に卒業した新規学卒就職者の就職後3年以内の離職状況について取りまとめの公表を出しました。 今回の取りまとめにより、新規高卒就職者の約4割、新規大卒就職者の約3割が、就職後3年以内に離職していることが分かります。

今回は、近年の傾向や、産業による違いなどを比較します。

3年離職率は4割前後を推移。1年目の離職率は減少傾向。

出典:『新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)を公表します』厚生労働省

このグラフは、大卒と高卒の卒業年度別の離職率を表しており、その中で1年目・2年目・3年目の離職率の内訳を出しています。

このほど発表された平成28年3月卒の高校卒の3年以内離職率は「39.2%」。
昨年より0.1ポイント減少という結果でした。
これは大卒の3年以内離職率「32%」と比較し7.2ポイントの差があり、特に1年目の離職率の差が、高卒「17.4%」、大卒「11.4%」大きな違いとして現れています。
また、平成30年3月卒の1年目の離職率では、高卒「16.8%」、大卒「11.6%」とわずかではありますがその差が縮まっています。

100名以下の事業所は要注意。規模別の3年離職率を比較する


出典:『新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)を公表します』厚生労働省

このグラフは事業所の人数別に大卒と高卒の3年以内離職率を表したものです。

事業所規模別に3年離職率を比較すると、どの人数規模でも高卒が大卒を上回っています。 事業所の人数が少ないほど離職率が増加する傾向にあり、特に100人未満の事業所に関しては平均より離職率が高いため、お互いにとって不幸な離職を減らすためにも定着のための対策を練る必要があります。

産業別の3年離職率を比較する


出典:『新規学卒就職者の離職状況(平成28年3月卒業者の状況)を公表します』厚生労働省

このグラフは産業別に高卒の3年以内離職率を表したものです。

特に離職率の高い産業は、「宿泊業、飲食サービス業」62.9%、「生活関連サービス業、娯楽業」58%、「教育、学習支援業」58%、「小売業」49.4%でした。 昨年とは大きな差はありませんでした。

その他、平均値よりも離職率の高い産業は、建設業、情報通信業、卸売業、不動産業、物産賃貸業、医療、福祉、サービス業があります。

特に離職率の高い産業に当たる企業では、定着に向けた取り組みや、メンテナンスの仕組み、福利厚生、評価制度などを充実させることが重要と言えます。高校生、保護者、進路指導教員は離職率の高さなども注意して見るので、具体的な取組をアピールすることで安心してもらえるでしょう。

また、採用時のミスマッチを減らすことで結果離職率が下げることも考えられます。

 

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まとめ

平成28年3月卒の高校卒の3年以内離職率は「39.2%」。大卒卒の「32%」と比較し、7.2ポイントの差がありました。高校生が安心して就職するためにも、事業規模別、産業別の離職率で離職しやすいかチェックし、定着の対策を練る必要があります。

 

 

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