高卒3年以内の早期離職率は、39.3% ~新規学卒就職者の離職状況が公表されました~
平成30年10月、厚生労働省から発表された「新規学卒就職者の離職状況」(https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000177553_00001.html)
によると、(グラフ1、グラフ2)平成27年3月に卒業した新規学卒者の就職後3年以内の離職率は、高卒39.3%、大卒31.8%でした。
出展:厚生労働省(報道発表資料)
高卒の3年目までの離職率(グラフ1)は、過去のデータと比較してみても40%前後に推移しています。
今年の発表では、高卒者の3年以内の離職率が30%台に下がったものの、大卒者の離職率(グラフ2)と比べると、まだまだ高卒の離職率が高いことが分かりますね。
とりわけ、離職率の差は1年目[高卒18.2%、大卒11.9%]にあります。
また、就職後、3年以内の離職率が高いとされる上位4産業でも、過去3年間を比べると離職率が減っている産業もありますね。(グラフ3)
学校・企業の様々な取り組みが、離職率の低下につながっているのではないでしょうか。
高卒採用のルールに則り採用活動をしながら、早期離職を招かない為には、採用活動の時点で高校生に企業の理解を十二分にしてもらいミスマッチを予防することや、入社後のフォローがこれからも重要になってきます。