高校生新卒者の10月末の就職内定率は80.4%、就職希望者は11%減。文部科学省・令和3年3月新規高等学校卒業予定者の就職内定状況 (令和2年11月末現在)」を公表
文部科学省から、令和3年3月に高校を卒業する高校生について、令和2年11月末現在の新規高等学校卒業予定者の就職内定状況が公表されました。
高校生の就職希望者、内定者数、内定率などの結果の概要を確認しましょう。
(1)高校生の就職希望者数・就職内定者数
卒業予定者 1,019,866人(前年同期 1,048,085人)
就職希望者 162,195人(前年同期 182,639人)
うち就職内定者 130,435人(前年同期 141,074人)
うち未内定者 31,760人(前年同期 41,565人)
就職希望者が前年同期と比較し、11%減少しています。
新型コロナウイルスの影響を懸念し進路を進学に変更した生徒が含まれると言われています。
(2)高校生の就職内定率(就職希望者に対する就職内定者の割合)
内定率 80.4%(前年同期比 3.2ポイント増)
○男女別
男子 82.3%(前年同期比 4.2ポイント増)
女子 77.3%(前年同期比 1.5ポイント増)
○学科別(内定率が高い順)
工業 90.8%、看護 89.5%、商業 84.9%、福祉 83.8%、農業 82.9%、水産 81.9%、家庭 79.1%、総合学科 77.1%、情報 75.2%、普通 69.8%
※「その他」の学科は除く。
※「看護」に関する学科は看護師5年一貫課程が主となるため、5年課程5年次の就職内定率を示している。
○都道府県別
内定率の高い県:富山県 93.4%、三重県 90.3%、島根県 90.1%、福井県 89.6%、石川県 88.6%、岐阜県 88.2%
内定率の低い県:沖縄県 58.0%、神奈川県 66.5%、大阪府 70.6%、東京都 70.9%、北海道 70.9%
※調査対象:国立私、公立、立の高校(全日制・定時制)
※例年の調査では10月末の状況について取りまとめられていますが、新型コロナウイルス感染症の感染拡大により、選考開始時期が1ヶ月後ろ倒しになったことを踏まえて、本年度は調査時点を11月末に代えて取りまとめています。
※厚生労働省も高校生の就職内定状況について類似の調査を行っていますが、これは学校及び公共職業安定所(ハローワーク)を通して求職している者のみを調査対象としています。一方、文部科学省による本調査は、就職を希望する者全員を対象としており、公務員や自営業者を含み母集団が大きくなります。
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