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9月からでも間に合う!2021卒の新卒採用

株式会社リクルートキャリアの発表する、2020年8月1日時点の大卒新卒の内定率は81.2%、前年を約10ポイント下回る数値となりました。
新型コロナウイルス感染症の影響により就職を継続している様子が伺えます。

一方でもう一つの新卒採用、高卒採用では、例年のスケジュールから「1ヶ月後ろ倒し」となり、9月の応募書類提出の開始・採用先行の開始は10月になりました。

今回は、21年卒の高卒採用で9月から実施できる活動を時期別にご紹介いたします。

目次

(1)コロナで後ろ倒しになった採用活動、その影響は?
(2)スケジュールの違いを把握し、どう動くべきかを計画
(3)二次募集から就職を検討する生徒
(4)まとめ

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(1)コロナで後ろ倒しになった採用活動、その影響は?

出典:就職プロセス調査(2021年卒)「2020年8月1日時点 内定状況」リクルートキャリア

8月1日時点の大卒新卒の内定率は81.2%、前年を約10ポイント下回る数値でした。
グラフを見てわかるように、例年山なりに上がっていく内定率が今年はいびつな形で推移しています。新型コロナウィルス感染症による、採用活動への影響は内定率の推移に現れています。

就職活動を継続している学生は昨年よりも多いであろうと予測できます。内定率は少しずつ昨年水準に近づいており、10月の段階ではほぼ同水準くらいになりそうです。

一方で、高卒新卒の状況はどうかというと、こちらは例年のスケジュールから「1ヶ月後ろ倒し」となっています。活動の大きな山場である9月の応募書類提出の開始・採用先行の開始は10月になりました。二次募集も1ヶ月後ろ倒しの11月頃からとなります。

こうした中、大卒採用と高卒採用を並行して進めている企業は、今年は高卒採用の機会が増えるかもしれません。

理由は2つあります。
1.高卒採用の時期が1ヶ月遅くなった分、大卒採用のピークとの重複期間が減り、高卒採用に力を入れることができる
2.地方を中心に求人数が減少している一方、求職者数は変わっておらず、有効求人倍率が若干下がる

具体的に、どのように高卒採用を進めたらよいかについてご紹介します。

(2)スケジュールの違いを把握し、どう動くべきかを計画

2-1.8月、9月の状況と活動

<例年>

9月の選考に合わせ、8月は直前準備となります。学生は夏休み期間を利用して、職場見学に行ったり面接練習・応募準備を行います。企業は職場見学の準備と対応を行います。

<2021卒>

まず夏休みについて。およそ1ヶ月半程度あるところ、今年は2〜3週間程度に短縮している学校が多いようです(学校によって対応は異なります)。学業の遅れを取り戻すために、学生は忙しい夏休みを送らなければなりません。

職場見学も、学校ごとに対応が異なります。8月中に行くように指示する学校もあり、9月にずらす対応をする学校もあります。ターゲットとする学校がどのような方針で動くのか、連絡をして確認しましょう。

8月の職場見学であれば、応募書類の受付まで1ヶ月以上空くことになります。常に心がけることではありますが、改めて、職場見学時は学生の印象に残るような対応をしましょう。また、学生に多少の準備不足があった場合でも、寛容に見てあげると良いのではないでしょうか。

9月の職場見学の場合、学生は特別に授業を抜けて行くことになります。日時調整をする時は、できるだけ放課後の時間を中心にすると良いかと思います。

2-2.10月の状況と活動

<例年>

9月の選考(一次選考)が終わり、採用状況を見て二次募集を開始します。

<2021卒>

10月が一次応募・選考期間となります。

2-3.11月以降の状況と活動

<例年>

二次応募・選考を行なっている最中です。

<2021卒>

二次募集の活動を開始します。

10月末には一次選考の結果がほぼ揃います。前述の通り、求人数が減っていますので、一次選考が終わった段階での内定率は、例年より低いと予想されます。

内定状況を把握しながら、11月から二次募集を開始しましょう。

二次募集では以下の2つを基本に活動することをおすすめします。

1.学校訪問

主には近場の学校が対象。事前に電話して訪問可能か確認しましょう。

「二次募集もしています」と積極的に学校にアピールすることが大切です。加えて「高卒採用に力を入れているため、二次募集も行っている」や「(過去の採用実績があれば)高卒採用をした人材が活躍しているので、高卒採用に力を入れている」など、なぜ高卒採用に積極的なのかについての理由を添えることも大切です。

学校訪問時は一次募集次と変わらず、求人票と会社紹介パンフレットを持参しましょう。

また、遠方であってもオンラインで学校訪問ができる可能性もあります。

2.求人票送付

求人票は、県外の高校も含めて送ります。もし一次募集の際に送付した学校でも、改めて送ることをお勧めします。一次募集では、学校が受け取る求人票の数が多く埋もれてしまう可能性が高いためです。

求人数の減少が見られる地域の高校生は就職先に困っている可能性が高く、そういった地域にエリアを広げて送付するのも良いでしょう。ネットで情報を検索したり、学校に電話をしながら状況を把握します。

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(3)二次募集から就職を検討する生徒

二次募集では、公務員試験の結果や大学進学との進路選択の結果、就職を決意する高校生の応募があります。

公務員試験の日程は例年と変わらないようです。採用活動の後ろ倒しによって二次募集を行う企業が増えれば、公務員試験を受ける高校生の就職活動には良い影響もあると言えます。

<地方初級(高卒程度)公務員試験 日程>
■2019年
・第1次試験日 9月29日(日)
・第1次試験合格者発表日 10月上旬~10月中旬
・第2次試験日 10月中旬~10月下旬
・最終合格発表 11月中旬~11月下旬

■2020年
・第1次試験日 9月27日(日)
・第1次試験合格者発表日 10月上旬~10月中旬
・第2次試験日 10月中旬~10月下旬
・最終合格発表 11月中旬~11月下旬

大学入試は、大きな日程の変更はありません。コロナの影響で受験準備が遅れた学生を考慮し、追試験を第2日程として実施する予定、学習遅れが理由でも、第2日程での受験も認められます。
学業の遅れの挽回は、精神面も含めて学生の大きな負担となっています。コロナの影響で家計状況が悪化、経済的な理由で進学を諦めるなどもあり、進学を目指す高校生にとっては状況変化への対応が難しい状況です。希望をもって頑張って欲しいものです。

(4)まとめ

新型コロナウイルス感染症の影響で、大卒・高卒それぞれ採用活動が後ろ倒しになっています。大卒は10月頃に前年同水準程度の内定率になると見込まれます。高卒は1ヶ月採用活動が後ろ倒しになります。

これにより、大卒採用の状況を見て、高卒採用の二次募集に参加できる機会が広がります。求人数の減少が見込まれる地域もあります。

就職状況を逐次把握しながら、二次募集にも力を入れてみてはいかがでしょうか。

 

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