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“キモチが下がった時、いつでも本気で向き合ってもらった” CASE3 高卒ルーキー入社半年後のキモチ

2018年10月30日

高卒採用において、高校生の気持ちを理解することは重要ですね。今回の「高校生のキモチ」では、株式会社ジンジブに2018年入社した高校新卒1年目の今西さんに、入社半年間の気持ちの変遷を振り返ってもらい、高卒1年目の本音を聞いてきました。

同じく高卒1年目がいる企業、これから高卒採用を始める企業にとって、参考になればと思います。

CASE3:定時制高校出身の今西さん

まずは、入社してからのキモチの変化をグラフに書いてもらいました。

結構キモチが上下していますね。どのようなことがあったのか、そしてどう乗り越えたのかキモチの理由を聞いて行きたいと思います。

入社前。ジンジブ入社の決め手は「理想の先輩の姿」

ーー4月は0、入社式でキモチは上がっていなかったんですね。

実は3月に「本当に社会人になれるのかな」と憂鬱になってキモチが下がっていました。入社式では「やるしかない」とフラットなキモチになりました。書き足すとこんな感じです。

ーーなるほど。まずは、どんな就職活動をして、ジンジブに入社を決めたのかを教えてください。

僕は中学卒業の時には、高卒で就職しようと決めていて、定時制高校に入学しました。学費を払うため、アルバイトをしながら通う生活でした。どんな仕事をしたいかは漠然としていて、“スーツを着て出社するビジネスマン”に憧れを持っていました。

3年生になって、先生に「一番良い求人票をください。」と頼み、ある大手企業を受けたところ、結果は不採用。2社目の応募企業を探そうと、ある求人サイトを見つけました。「仕事を紹介する仕事」があることを初めて知り、興味を持ったので、先生に相談すると「それならジンジブという会社があるよ。」と紹介されたんです。

ジンジブの職場見学で社内を案内してくれた先輩は、僕が思うまさに“カッコよくスーツを着た営業マン”でした。求人のキャッチコピーに「1万人の会社幹部を求めている!」と書いてあり、18歳から働けば僕も幹部になれるかもと感じ、この会社に入りたいと思いました。

入社して最初の壁。目標達成への苦しみと喜びを知った。

ーー入社して4月中にキモチが下がったのはどんなことが理由でしたか?

まず毎朝早起きすることです。次に辛く感じたのは、さっそく同期と差がついたことです。入社研修後は、すぐに現場研修が始まりました。ジンジブにはクライアント企業への営業の他に高校周りのチームがあります。最初の研修は高校を周る仕事でした。

5月開催する「企業と進路指導の先生との交流会」への先生の予約を目標に設定して、高校訪問しました。同じ高卒の同期はすぐに予約を取り、先生と仲良くなっているのを見て、「自分はもっとできる」と思っていたので落ち込みました。自社サービスを、先生に「知らない」と言われたこともショックでした。

ーー最初の壁をどうして乗り越えられたと思いますか?

同期と差がつくのが嫌でした。毎日先輩に「頑張れ!」「もっとこうしたら」と応援をもらい、弱音を吐けば「泣き言を言わず行動で示そう」と言ってもらい、ここで終わったら嫌だ、やるしかない」と思えました。

入社時研修で「徹底的にパクる(TTP)」と教えられたことを、思い出して、先輩の言葉をまねしました。締切の最終週まで予約は1つも取れなかったのですが、最後に目標達成できました!

5月の今西さん。まだ高校生らしさが残っていますね。

ーー結果が出たことが自信につながって、キモチが上がったんですね!先輩からの応援や叱咤も大きいですね。ところが、その後はまたすぐキモチが落ちてしまったんですね。

そうなんです。

5月、念願の営業部配属になり、待っていたのはテレアポでした。
僕はテレアポが苦手で、全然アポイントが取れなかったんです。同期は得意で、僕の数倍の結果を出しました。設定したアポイント数に応じて、営業ロープレ、営業同行、ロープレを営業部長にOKをもらえると営業に出られる、というステップが用意されていました。

5月。テレアポ研修に取り組む今西さん。

5月半ばに、「やばい、この調子じゃ6月になっても営業に行けない」と感じました。

ーー新たな壁が出てきたんですね。今度はどう乗り越えましたか?

部長から「6月末の目標達成、できる!今西が諦めたら最後だけど、俺はできると思ってる!」と、職場見学の時に憧れた営業の先輩からも、「同じ時期に俺は死ぬ気でやってた。トコトンやってみろ」と言ってもらい、気持ちを入れ直しました。
最初の週は0件だったアポが1日3件取れるようになり、少し自信がつきました。

ところが、6月になって、高校周りのチームに異動になったんです。部長と約束した目標が未達成だったので、とても落ち込みました。

先輩の言葉をきっかけに、「行動の大切さ」を学びました。

ーー決めたことが達成できないままチーム異動になってしまい、心残りだったんですね。

はい。異動したその日から高校訪問を再開しました。営業でサービスの知識が増えたはずなのに、うまく話せず、先輩にお願いしたロープレ中に泣いてしまったんです。

そうしたら、
嫌だと思ったこともやるのが仕事なんだよ!私は面白いかどうかで仕事を選んだことはないし、会社から求められたことを責任持って進めるだけ。自分がやりたいことだけをするのは仕事じゃないよ。
と先輩に本気で話をしてもらいました。
僕に真剣に向き合ってたくれたことにびっくりしましたし、これまで「会社の人は皆、純粋に仕事を楽しんでいる、自分の後ろ向きなキモチは良くない」と思っていました。
先輩の話を聞いてからは、「やりたい、やりたくないではなくて、仕事をやらないと!」と切り替えられました。

営業の先輩からも「成果が出なくて苦しむのは今西だけじゃない、俺も今も苦しい。営業をやりたいなら他部署で力をつけなさい。その経験値は必ず生きるから、他の同期よりラッキーだと思うようにしなさい。」という励ましをもらいました。
それからは、「頑張ろう、行動で示そう」という気持ちしか起きませんでした。

たくさん高校訪問して、戻ってきてからロープレを続けました。毎回同じところで先輩から指摘されましたが、ロープレを重ねることが結果につながることもわかっていました。

おかげで7~9月は結果が出て、ちゃんとやれば成果は出るんだと実感しました。

ーーたくさんの先輩が今西さんと日々真剣に向き合ってくれました。「行動で示す」と何度も言われたことは、目標達成することで自信につなげて欲しかったのでしょうね。「行動で示す」は、「見ているからね」という意味でもあると思いました。

一番嬉しかったこと。自分の経験が、周りをほんの少し変えられたこと。

ーー今西さんが、一番キモチが上がったのはどんな経験ですか。

9月に、初めて大勢のお客様の前でお話するチャンスを頂き、僕の出身である”定時制高校”について発表をした時のことです。

定時制高校はイメージが先行しているだけで、実はやんちゃな子はあまりいません。経済的な理由で定時制高校に進学することが多いです。僕のように学費を支払うために昼間はアルバイトをして夜は学校に通う生徒や、フルタイムで働きながら通う生徒もいて、全日制よりも真面目な生徒は多いのでは、と思います。

発表後、「挨拶したい」と多くの企業さんから声をかけてもらい、中には、
「今西さんの話を聞いて、今まで注目していなかった定時制高校にも視野に入れようと思った。」と言ってくださる方もいました。

僕が5分間発言をしたことで、定時制高校のイメージを少しでも変えることができてとても嬉しかったです。

ーー自分の経験が周りの人にも影響を与えたと感じることができたんですね。

僕は定時制高校や、通信制高校に通っていて、就職に苦しんでいる高校生を助けたいと思っています。定時制高校という理由で、学校に届く求人票、指定校求人も少ないのも事実です。学校が理由で高校生が就職を選ぶチャンスに差が生じているのであれば、少しでもイメージを払拭していきたいです。

ーーありがとうございました!

いかがでしたでしょうか。皆さんの高卒1年目社員にも、キモチに様々な上がり下がりがあると思います。

高卒1年目社員がキモチが上がった理由には、①先輩社員や上司が真剣に向き合うこと、②行動の変化を起こさせてあげること、結果で自信をつけてあげること、③役立った実感が持てる機会を設けること、などがありました。
どのような理由でキモチが上がり、また下がるのか、一人ひとりを理解することが大事ですね。

頑張れ、高卒ルーキー!

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